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【狭小住宅の真実】40坪から15坪へ住み替え。3階建てに暮らしてわかった「後悔」と「快適さ」

こんにちは。文京区在住の歯科技工士、文京ライフです。

前回の記事では、土地の権利(借地権)について書きましたが、今回は「建物の広さ」について書きたいと思います。

 

数字で言うと、流山おおたかの森時代は「40坪」。 そして現在、文京区の自宅は「15坪」。

半分以下、およそ3分の1に近いサイズダウンです。 「そんなに狭くして生活が回るのか?」「家族のストレスが溜まるのではないか?」 引っ越し前、当然ながら僕もその不安を持っていました。

しかし住んでみて約3年。結論から言うと、この選択は「生活の最適化(アップデート)」として機能しています。 今日は、40坪から15坪へ移った我が家の「狭小住宅のリアル」を、良い面も悪い面も含めて記録しておきます。

最初の印象と、10軒回って決めた「覚悟」

家が建ち上がって初めて中に入った時、正直な感想は「……狭いな」でした。 今までが40坪でしたし、お風呂のサイズも半分くらいになりましたから、視覚的なショックは当然あります。

ただ、僕にはある種の「覚悟」ができていました。 土地探しの中で10軒以上の物件を見学し、「都内のこの予算感なら、3階建て・庭なし・駐車場なしがデフォルト」という現実を嫌というほど見てきたからです。 このエリアに住む以上、物理的な広さは諦める。その代わり、通勤や通学にかかる「時間」と「利便性」を取る。 そう割り切っていたので、完成した家を見た家族が「え、全然いいじゃん!住める住める」と言ってくれた時は、拍子抜けすると同時にホッとしました。

「リビング一点豪華主義」という戦略

15坪という限られたリソースで、いかに快適数を最大化するか。 僕がとった戦略はシンプルで、「リビングに全てを振る」ことでした。

  • リビング: 日当たりを確保し、15畳の広さをキープ。
  • 個室(子供部屋・書斎): 4畳~5畳のミニマムサイズ。

おおたかの森時代のような「6畳~8畳の子供部屋」はありません。 しかし、「寝る場所」と「机を置く場所」さえあれば、個室としての機能は満たせます。

結果として、どうなったか。 個室が狭いので、子供たちが部屋にこもらなくなりました。自然と広くて明るいリビングに家族全員が集まってきます。 物理的な距離は近くなりましたが、それが「窮屈」ではなく「家族の気配」として機能している。これは嬉しい誤算でした。

物理的な「断捨離」と、精神的な「開放」

引っ越しは、強制的なデトックスの機会でもありました。 40坪の家には、収納が豊富なゆえに溜め込んでいた「不要なモノ」が山のようにありました。

新居には入りませんから、捨てるしかありません。 自家用車で市が運営している廃棄場を何度も往復し、大量のストック品や使っていない家具を処分しました。 ついでに、車そのものも手放しました。都内では道も狭く、駐車場もない。車は「必需品」から「コストのかかる荷物」に変わっていたからです。

 

庭の手入れ、掃除機かけからの解放

住んでみて実感する最大のメリットは「メンテナンス」の手間が激減したことです。

以前は、広い庭の芝刈りや雑草取りに、夏場は毎週のように追われていました。 今は庭がありません。つまり、手入れがゼロです。 掃除も、ルンバすらいりません。フローリングワイパーがあれば、自分の手でササっと数分で終わります。

「庭がない=可哀想」ではなく、「庭がない=メンテナンスフリー」と捉える。 浮いた時間は、子供と話したり、自分の趣味に使ったりする時間に変わりました。

生活の「アプリ」を最適化する

40坪から15坪への住み替え。 この体験を何かに例えるなら、スマホのOSやアプリを最適化する作業」に近い感覚があります。

容量(家の広さ)ばかり食っていた「モノの管理」や「庭の手入れ」という重たいアプリを削除したことで、空いたメモリで「家族の時間」や「快適な暮らし」という本当に必要なアプリがサクサク動くようになった。そんな感覚です。

もちろん、広さは贅沢ですし、憧れです。 でも、都心で生きると決めた以上、この「筋肉質な生活」も悪くないなと、3年経った今、実感しています。

 

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