こんにちは。文京区在住の歯科技工士、文京ライフです。
前回は、40坪から15坪への「住まいのダウンサイズ(狭小住宅)」について書きました。 今回は、家と一緒に手放した「もう一つの大きなモノ」についてお話しします。
そう、「車」です。
流山おおたかの森時代は、生活の要(かなめ)だった愛車。それを手放して都内で暮らす現在、僕の財布と心境にどんな変化が訪れたのか。 結論から言うと、「月5万円の節約」と「運転ストレスからの解放」でした。
今日は、車を手放したリアルな収支と、意外と快適な「持たない生活」について記録します。
- 「車がないと詰む」郊外ライフの日々
- 都内移住で直面した「物理的」な限界
- 歯科技工士が計算する「月5万円」のインパクト
- 「所有」から「利用」へ。都内の移動ハック
- 最大のメリットは「心の解放」かもしれない
- まとめ:不便さと引き換えに得た「自由」
「車がないと詰む」郊外ライフの日々
まず、以前の生活を振り返ります。 流山おおたかの森に住んでいた頃、車は「あると便利」ではなく「ないと生活が成立しない」必須アイテムでした。
周りを見渡しても、車を持っていない家庭はほぼゼロ。 「今日は天気がいいから歩こうか」なんて選択肢は、荷物の量と移動距離を考えると現実的ではありませんでした。あの環境では、車こそが僕たちの「足」であり、生活圏を広げる魔法の道具だったのです。
都内移住で直面した「物理的」な限界
そんな僕たちが文京区へ引っ越す際、車を手放した理由はシンプルです。 「置く場所がなかったから」です。
前回の記事でも書きましたが、都内の敷地は猫の額ほど。
駐車場を確保しようとすれば、それだけで家が一部屋減るような感覚です。
それに、都内の道はとにかく狭い。「ここで対向車が来たら…」と考えるだけで冷や汗が出るような路地も多く、運転自体がストレスになりそうだと感じていました。
「不便になる覚悟」を決めての手放しでしたが、住んでみてその不安は良い意味で裏切られました。
歯科技工士が計算する「月5万円」のインパクト
さて、ここからは少しお金の話をします。 車を手放したことで、家計にどれだけのインパクトがあったのか。ざっくりと当時の維持費を計算してみました。
これらを月割りにならすと、なんと月々約5万円。年間で60万円もの固定費がかかっていたことになります。
都内に引っ越して、この5万円がまるまる浮きました。 これは大きいです。都内の物価や家賃は確かに高いですが、この「浮いた5万円」のおかげで、可処分所得(自由に使えるお金)はむしろ増えた感覚さえあります。浮いた分は、日々の生活費の補填や、将来への投資(NISAなど)に回しています。
「所有」から「利用」へ。都内の移動ハック
「でも、移動はどうしてるの? 不便じゃない?」 よく聞かれますが、現在の主な移動手段は以下の3つです。
- 公共交通機関(最強) 文京区はとにかく駅が多い。徒歩10分圏内に複数の路線の駅があり、どこへ行くにも電車で十分です。
- シェアサイクル(ドコモ・LUUP) これが意外と便利です。山手線の内側ならポート(駐輪場)が無数にあり、「行きは自転車、帰りは雨だから電車」といった柔軟な使い方ができます。電動なので坂道も楽々です。
- カーシェア・タクシー 雨の日や、重い荷物を運ぶ時だけ利用します。
もちろん、「あー、今ここに車があれば!」と思う瞬間はあります。特に大雨の日の買い物などはそうです。 でも、その時だけカーシェアを予約したり、タクシーを使ったりすれば解決します。「所有」しなくても、「利用」できれば問題ない。これが都内暮らしの結論です。
最大のメリットは「心の解放」かもしれない
お金のメリットも大きいですが、実はそれ以上に感じているのが「精神的な身軽さ」です。
- ガソリン価格の変動に一喜一憂しなくていい
- 5月の自動車税の通知に「うっ」とならなくていい
- 「そろそろ洗車しなきゃ」「オイル交換しなきゃ」というタスクからの解放
- そして何より、事故のリスクや運転の疲れがない
「運転」という行為に使っていた脳のメモリが解放され、その分を仕事や家族との会話に使えている気がします。
まとめ:不便さと引き換えに得た「自由」
車は確かに便利で、楽しい乗り物です。 でも、今の僕たち家族にとって、それは「月5万円と精神的コスト」を払ってまで維持すべきものではなくなりました。
移動手段が変われば、街の見え方も変わります。 車窓から眺めていた景色を、今は自分の足で歩きながら楽しむ。そんなスローで身軽な生活も、40代には悪くないなと感じています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。 「いいね!」と思っていただけたら、下のバナーをポチッと押していただけると執筆の励みになります!
コメント