こんにちは。文京区在住の歯科技工士、文京ライフです。
今回は、僕たちのような子育て世代のパパがつい抱えてしまいがちな「35年ローンのプレッシャー」と、そこから僕がどうやって抜け出したかについて、少し昔話を交えて書いてみようと思います。
もし今、毎朝の通勤電車で「この生活、あと何年続くんだろう…」とため息をついている方がいたら、ぜひ読んでみてください。 少しだけ、気持ちが楽になるかもしれません。
- 35年ローン=一生ここに住む、という思い込み
- 変わっていく生活と、終わらない満員電車
- 家も「洋服」と同じでいい。「ヤドカリ戦略」との出会い
- 衝撃だった査定結果。家は「負債」じゃなかった
- まずは「自分の現在地」を知ることから
35年ローン=一生ここに住む、という思い込み
僕が千葉県の流山おおたかの森に家を買ったのは2009年のことでした。 当時、35年ローンを組んで契約書にハンコを押したとき、漠然とこう思ったのを覚えています。
「ああ、僕はこの家で一生を過ごして、ここで死んでいくんだな」
そう覚悟を決めるのと同時に、目に見えない重い鎖に繋がれたような、そんな感覚もありました。
もちろん、子供が小さいうちは、それが「正解」でした。 広い庭があって、週末は近くの大きな公園でのんびり過ごす。おおたかの森での生活は、子育てには本当に素晴らしい環境だったと思います。
変わっていく生活と、終わらない満員電車
でも、子供が成長するにつれて、少しずつズレを感じるようになってきました。 子供たちはもう庭や公園で走り回ることも減り、家での勉強やゲーム、友達との時間が中心になります。
そして何より、僕自身を苦しめたのが都内への通勤でした。 つくばエクスプレス(TX)の利便性が知れ渡り人口が増えるにつれ、通勤ラッシュは年々過酷に。 「身動きひとつ取れない満員電車での往復を、定年まであと20年も続けるのか?」 そう考えた時、正直なところ、心が折れそうになりました。bunkyo-sumika.com
家も「洋服」と同じでいい。「ヤドカリ戦略」との出会い
そんなモヤモヤしていた時、ふとネットで「ヤドカリ戦略」という考え方に出会いました。 これが僕にとっては目から鱗でした。
「子供の成長に合わせて洋服は買い替えるのに、なぜ家は買い替えないのか?」
言われてみればその通りです。
- 子供が小さい時:自然豊かで広い郊外
- 中高生・受験期:通学と親の通勤時間を短縮する都心
- 子供の独立後:夫婦でのんびり暮らす場所へ
家は一生背負う十字架ではなく、その時々の家族を守るための「シェルター」であり、使いこなすべき「道具」でよかったんです。
衝撃だった査定結果。家は「負債」じゃなかった
「でも、ローンが残ってるし…」 そう思いますよね。僕も家は「負債」だと思い込んでいました。
転機になったのは、試しにやってみた自宅の査定です。 本当に驚いたんですが、2009年に4000万円で買った我が家が、10数年住んだ後に5500万円で売れるという結果が出たんです。
住んで、使い倒した家が、買った時より高く売れる。 その事実を知った瞬間、考えがガラッと変わりました。
「あ、この家は借金じゃなくて、次のステージ(都内)に行くための『チケット』だったんだ」
売却益が出れば、それを元手に都内への引越し費用や頭金に充てられます。 「いざとなれば売ればいい」 そう思えた瞬間、精神的な余裕が生まれました。「通勤が限界なら、家を売ってリセットできる」という選択肢(逃げ道)ができたことは、メンタル面で本当に大きな救いになりました。
まずは「自分の現在地」を知ることから
今、郊外の持ち家に住んでいて、通勤や子供の進学環境に悩んでいるパパさん。 「一度買ったら一生住まなきゃいけない」という思い込み、一度横に置いてみませんか?
いきなり売りに出す必要なんてありません。 ただ、「今の家がいくらになるか」を知るだけでも、人生の選択肢はグッと広がりますし、何より心の重荷が軽くなります。
僕もそうやって一歩踏み出し、今は文京区で、通勤ストレスから解放された生活を送っています。 皆さんも、まずはシミュレーションだけでもしてみてはいかがでしょうか。
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