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【収支公開】ローン月7万増でも「家計が破綻しない」カラクリ。売却益2000万をあえて頭金に入れなかった理由

こんにちは。文京区在住の歯科技工士、文京ライフです。

都内への住み替えを検討する際、誰もがぶつかる最大の壁。それが「お金」です。 「都内の家なんて高くて買えない」「ローンが払えなくなって破綻する」 正直、僕も最初はそう思ってビビっていました。

しかし、実際に流山おおたかの森から文京区へ引っ越し、家計簿をつけてみると、意外な事実が見えてきました。 今回は、ローン返済額が「月7万円」も増えたのに、なぜ我が家の生活は破綻していないのか? そして、家の売却益(約2000万円)をなぜ新居の頭金に入れなかったのか? 歯科技工士らしく、緻密に計算した我が家の「都内サバイバル戦略」を公開します。

「ローン月7万円アップ」の衝撃と、それを相殺した「4つの削減」

まず、包み隠さずお話しします。 35年ローンを組み直したことで、毎月の住居費支払いは流山時代より「約6〜7万円」増えました。これだけ聞くと「ほら見たことか、やっぱり無理だ」と思いますよね。

でも、結論から言うと、家計全体の収支は「トントン」、月によってはプラスになっています。 理由はシンプル。住居費以外のお金が、驚くほどかからなくなったからです。

1. 車の維持費が消滅(-5万円/月) これは以前の記事でも書きましたが、車を手放した効果は絶大です。ローン、保険、税金、ガソリン代…ならすと月5万円の削減。これだけで、ローン増額分の7割がカバーできてしまいました。

2. 光熱費の自然減(狭小住宅のメリット) 家が40坪から15坪になりました。部屋が狭いということは、冷暖房効率が爆上がりするということです。以前のように「全部屋エアコンフル稼働」みたいな電気代の請求は来なくなりました。

3. 「レジャー化していた食費」の削減 ここが盲点でした。車があった頃は、週末に大型モールやコストコに行き、「せっかくだから」とカートいっぱいにまとめ買いをしていました。 都内では「手で持って帰れる分」しか買いません。冷蔵庫もサイズダウンしたので、余計な食材を買わなくなり、フードロスも減りました。結果、食費がスリム化しました。

4. 土地の固定資産税がゼロ 我が家は「借地権」なので、土地の固定資産税がかかりません。トータルの維持費で見ると、ここもプラス材料でした。

これらを合計すると、ローン増額分の7万円はほぼ相殺。「住む場所にお金をかけ、移動や維持にお金をかけない」という支出の組み替えが起きただけでした。

なぜ、売却益2000万を「頭金」に入れなかったのか?

さて、ここからが今日の本題です。 流山おおたかの森の家は、運良く高く売れました。残債を返済しても、手元には約2000万円という現金が残りました。

通常なら、これを次の家の頭金に入れて、ローン借入額を減らしますよね? でも、僕はあえてフルローンに近い形で借り入れ、現金を温存する選択をしました。

理由は2つあります。

理由①:教育費と「心の安定」の確保 これから長男は私立中学、その下の子も続きます。学費の支払いは待ったなしです。 「家にお金はつぎ込んだけど、手元の現金がない」という状態は、子育て世代にとって最大のリスクだと考えました。手元にキャッシュがある。この安心感は何にも代えがたい「精神安定剤」です。

理由②:住宅ローン金利 < 投資の利回り これが決定打です。 現在の住宅ローン変動金利は、1%弱程度。銀行に「超低金利」でお金を借りている状態です。 一方で、手元の現金を新NISAなどで「オールカントリー(全世界株式)」や「S&P500」に投資すれば、平均利回りは年4%〜7%程度期待できます。

「1%弱の金利のために現金を使い切るより、その現金を運用して増やしたほうが合理的」

歯の噛み合わせ調整のように細かい計算をした結果、この結論に至りました。 もちろん投資に絶対はありませんが、2000万円というバッファ(余裕資金)があることで、万が一金利が急上昇しても「その時は一括返済すればいい」という逃げ道も確保できています。

その他の見直しと、プライスレスな「時間」

他にも、これを機に生命保険を見直したり、スマホを大手キャリアから楽天モバイルに変えたりと、固定費の断捨離を行いました。

そして何より、通勤時間が往復3時間から1時間になったことで、月40時間の自由時間が生まれました。 もし自分の時給を3000円だとしても、12万円分の労働価値が浮いた計算です。これは家計簿には載りませんが、40代の体にとっては最大の「利益」だと感じています。

まとめ:漠然と怖がる前に「シミュレーション」を

「都内は高い」 それは事実ですが、中身を分解してみると、案外「恐るるに足らず」かもしれません。

特に、今郊外に持ち家がある方は、

  • 今の家がいくらで売れるか(資産価値)
  • 都内で削れる固定費(車など)はいくらか

この2つを知るだけで、見える世界がガラッと変わります。

我が家のように「住居費は上がったけど、資産は増えている」という不思議な現象が起きる可能性も十分あります。 まずは一括査定などで「自宅の値段」を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。それが、都内移住への最初の一歩になるはずです。

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