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【都内住み替え】「電車が止まったら詰む」プレッシャーからの解放。40代パパが得た“心の防災対策”

こんにちは。文京区在住の歯科技工士、文京ライフです。

突然ですが、毎朝の通勤電車の中で「もし今、この電車が事故で止まったらどうしよう?」と不安になることはありませんか?

以前の私は、まさにその不安と毎日戦っていました。 流山おおたかの森から都内まで、往復3時間の通勤生活。現在は文京区に引っ越し、往復1時間の生活を送っています。

以前の記事では「住み替えにかかるお金は、働き続けるための必要経費だ」という、ちょっと理屈っぽい話をしました。 でも今日は、もっと感覚的な、だけど40代にとって何より大切な「心の平和」と「逃げ道のある生活」についてお話ししたいと思います。

効率とかお金とか一旦置いておいて、私の「メンタル」がどう救われたのか。 そんな実体験の記録です。

「ぎゅうぎゅう詰め」の満員電車と、逃げ場のない恐怖

流山に住んでいた頃、私の朝は6時起床から始まっていました。 6時半には家を出て駅に向かうのですが、その時点ですでに駅は人、人、人。

つくばエクスプレス(TX)は素晴らしい路線ですが、沿線の人口増加ものすごく、朝の車内はまさに「ぎゅうぎゅう詰め」状態。身動き一つ取れず、ただひたすら秋葉原まで運ばれていく日々でした。

でも、一番のストレスは「混雑」そのものではありませんでした。 私を精神的に追い詰めていたのは、「もしTXが止まったら、都内へ出る手段がほぼ絶たれる」という恐怖です。

人身事故やトラブルで電車が遅延した瞬間、駅が入場規制になり、何千人という人が溢れかえる。 「今日の仕事、どうしよう」「患者さんの予約が入っているのに」 そんなプレッシャーが、毎朝ボディブローのように効いていました。

「逃げ道がない」 この閉塞感は、責任ある立場になりつつある40代の会社員にとって、想像以上に心を削るものです。

文京区に越して手に入れた「最強のリスク管理

文京区(山手線内側)に引っ越してからも、都内の地下鉄は満員です。 でも、以前とは「心の余裕」がまるで違います。

なぜなら、「選択肢」があるからです。

  • 電車が止まったら、別路線の駅まで歩ける。
  • タクシーを拾っても、数千円で職場に着く。
  • シェアサイクルでも移動できる。
  • 最悪の場合、歩いてだって帰れる。

この「いざとなったら、自分の足でなんとかなる」という事実が、私にとって最強の精神安定剤になりました。

物理的な距離が近いということは、単に時間が浮くだけでなく、「交通機関に命運を握られない」という自由を意味します。 この安心感を手に入れてから、朝の天気予報や遅延情報を見ても、以前のように胃が痛くなることがなくなりました。

「朝食を食べる気力」が戻ってきた朝

通勤時間の短縮(往復3時間→1時間)は、私の朝の景色も変えました。

流山時代は、ギリギリまで寝て、バタバタと身支度をして家を飛び出していました。 朝ごはん? そんなものを食べる気力も元気も残っていません。ただ「出勤するため」だけに起きていました。

それが今は、どうでしょう。 朝、自分で味噌汁を作ったり、スープを温めたり、丁寧にコーヒーを淹れる時間があります。

7時に起きてくる子供たちと一緒に食卓を囲み、「いってきます」と言える。 以前は疲れ切った顔で、寝ている子供の寝顔を見るだけだった私が、今は朝から家族と会話ができている。

「人間らしい生活をしてるなぁ」 コーヒーの香りを嗅ぎながら、ふとそう実感する瞬間があります。

住み替えによって、私は「人生のサブスクリプション」を見直した気分です。 毎日3時間の「我慢」という高額なコストを解約し、その浮いたリソースを「心の健康」と「家族の時間」に再投資した。 結果として、仕事に向かうモチベーションも、以前よりずっと高くなりました。

まとめ:住み替えは「心の防災対策」だった

家の売買や引っ越しは、確かに大きなエネルギーが必要です。 でも、もしあなたが今の通勤に限界を感じていて、「逃げ場がない」という閉塞感を持っているなら。 都内への住み替えは、単なる贅沢ではなく、自分自身を守るための「心の防災対策」になるかもしれません。

「何かあったら歩いて帰れる」 このシンプルな安心感が、40代パパの背中をどれだけ軽くしてくれるか。 私の実体験が、少しでも参考になれば嬉しいです。

 

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