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【35年ローンの呪縛】借金だと思っていた家が「打ち出の小槌」だった話。40代パパが震えながら査定ボタンを押した日

こんにちは。文京区在住の歯科技工士、文京ライフです。

今日は、ちょっと生々しい、でも子育て世代のパパなら絶対に避けて通れない「家とお金」の話をします。

みなさんは、毎月の住宅ローンの引き落とし通知を見て、どう感じていますか? 以前の僕は、それを見るたびに「あぁ、あと何十年、この場所から動けないんだな」と、見えない鎖に繋がれたような気分になっていました。

でも、ある日の深夜、ふとしたきっかけでその「鎖」が幻だったことに気づいたんです。 今日は、僕が「35年ローンの呪縛」から解放され、文京区への住み替えを決意するに至った「ある数字」を見た瞬間の話をシェアします。

「35年かけて返す借金」という思い込み

僕が千葉県の流山おおたかの森に一戸建てを買ったのは、2009年のこと。 価格は4,000万円。当時の僕にとっては清水の舞台から飛び降りるような決断で、35年のフルローンを組みました。

住み心地は最高でした。でも、都内への通勤は往復3時間。 仕事で責任ある立場になり、プレッシャーが増すにつれて、満員電車での通勤は正直、地獄でした。

「引っ越したい…」 何度もそう思いました。でも、そのたびに頭をよぎるのが「住宅ローン」です。

「まだ数千万円も残債がある」 「この借金を返すまでは、どんなに辛くてもここから動けないんだ」

そうやって自分自身を納得させ、疲れた体に鞭打って電車に乗る毎日でした。家は家族を守る城であると同時に、僕をその土地に縛り付ける「足かせ」でもあったんです。

きっかけは「スマホゲーム」くらいの軽い気持ち

転機は、子供の中学受験を意識し始めた頃に訪れました。 「もし都内に引っ越すなら、今の家はどうなるんだろう?」

本気で売るつもりなんてありません。「どうせローンが残るだけだろう」と諦めていましたから。 ただ、今のローン残高と、家の価値のバランス(バランスシート)だけでも確認しておこうかな。そんな、ほんの出来心でした。

例えるなら、寝る前にスマホゲームをポチッとするくらいの軽い気持ちです。 ネットで見つけた「不動産一括査定サイト」に、家の情報を入力してみました。

画面を二度見した衝撃の結果

数日後、届いた査定結果を見て、僕はスマホの画面を二度見、いや三度見しました。

  • 購入価格:4,000万円
  • 査定価格:6,000万円〜7,000万円

「えっ…?」

なんと、10年以上住んで建物は古くなっているはずなのに、価格が購入時の約1.5倍になっていたのです。

慌てて電卓を叩きました。 当時のローン残債は約2,000万円。 もし7,000万円で売れたら、ローンを全額一括返済しても、手元に数千万円単位の現金が残る計算です。 仲介手数料や引越し代を引いても、十分すぎるほどのプラス。

「これ、借金じゃない。資産だ…!」

僕が「借金」だと思って怯えていた家は、実は僕が住んでいる間に勝手にお金を稼んでくれていた「打ち出の小槌」だったのです。

「いつでも動ける」という最強の切符

この数字を見た瞬間、僕の世界はガラリと変わりました。

僕は35年のローンに縛られていたんじゃなかった。 「いつでも換金して、好きな場所へ行ける資産」の中に住んでいたんだ。

そう気づいた瞬間、あんなに辛かった通勤電車が、少しだけ苦にならなくなりました。 なぜなら、「逃げ道」が見えたからです。

「いざとなったら、この家を売って都内へ行けばいい」 「僕は、いつでも動ける切符(チケット)を持っている」

この精神的な余裕は、何物にも代えがたいものでした。 上司に理不尽なことを言われても、満員電車で足を踏まれても、「まぁ、僕には選択肢があるしな」と思える。この心の変化こそが、査定をして得られた最大のメリットだったかもしれません。

まとめ:あなたの家の「時価」、知っていますか?

その後、僕は実際に家を売却し、今の文京区の住まいを手に入れました。

(その時の詳しい経緯は????️こちらの記事へどうぞ)

 

今日お伝えしたいのは、「家を売りましょう」ということではありません。 ただ、「自分の家の今の値段(時価)」を知らないままでいるのは、すごくもったいない」ということです。

もしかしたら、あなたも僕と同じように、勝手な思い込みで自分を縛り付けているだけかもしれません。 査定をしたからといって、必ず売る必要なんてありません。 まずは、ご自宅の「健康診断」だと思って、現在の価値を調べてみてはいかがでしょうか?

その「金額」を見るだけで、明日からの通勤の景色が、ちょっとだけ明るくなるかもしれませんよ。

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