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こんにちは。文京区在住の歯科技工士、文京ライフです。
都内への移住、特に文京区のようなエリアへの引っ越しを考えると、どうしても「生活費が上がるのではないか」という不安がつきまといませんか? 僕も流山おおたかの森に住んでいた頃はそうでした。住宅ローン、車の維持費、そして万が一のための保険料……。これらを抱えたまま都内に移り住むのは、正直なところ無謀に思えました。
しかし、実際に引っ越しを決断し、生活環境をガラリと変える過程で、僕は家計の「大掃除」を行いました。その結果、見えてきたのは「漠然とした不安のために払い続けていたコスト」の多さと、「現金(キャッシュ)という最強の盾」の存在です。
今回は、都内移住をきっかけに行った「保険と固定費の見直し」について、僕の実体験をお話しします。これから住み替えを検討している方、あるいは日々の固定費に圧迫感を感じている同年代のお父さんたちにとって、少しでも家計をスリム化するヒントになれば嬉しいです。
- 不安をお金で買っていた「おおたかの森」時代
- 引っ越しという「強制リセット」
- 「守り」のコストを半分にする
- 家を売って手に入れた「最強の保険」
- 公的制度という「見えない防具」を知る
- まとめ:家計のスリム化が「余白」を生む
不安をお金で買っていた「おおたかの森」時代
まずは、僕の以前の保険事情について正直にお話しします。 結婚し、子供が生まれてからの僕は、とにかく「責任」という言葉に縛られていました。
「もし自分が死んだら、家族はどうなる?」 「もし癌になったら? 長期入院になったら?」
そんな不安を打ち消すかのように、僕はありとあらゆる保険に加入していました。 生命保険、医療保険、がん保険、子供のための学資保険。さらに「念のため」と県民共済にも加入し、まさに保険のフルコース状態。
その結果、どうなっていたかというと、保険料だけで月々4万円から5万円近くが口座から引き落とされていたのです。 年間にすれば約60万円。10年で600万円です。当時の僕は、それが「家族を守るための必要経費」だと信じて疑いませんでした。でも、心のどこかで「本当にこれでいいのか?」というモヤモヤも抱えていました。家計は常に圧迫され、貯蓄のペースも上がらない。それでも、「保険に入っている」という事実だけが、唯一の精神安定剤だったのです。
引っ越しという「強制リセット」
転機が訪れたのは、流山おおたかの森から文京区への引っ越しを決めた時でした。
以前の記事でも書きましたが、僕たちは都内への移住にあたり、郊外の広々とした一戸建てを手放し、車も売却しました。
生活の拠点を移すということは、ライフスタイルそのものを再構築するということです。そこで僕は、「せっかくだから家計もゼロベースで見直そう」と決意しました。 「なんとなく」で続けていたサブスクリプションや、惰性で払っていた会費。それら一つ一つにメスを入れていく中で、最も大きな固定費である「保険」に向き合うことになったのです。
利用したのは、ネットで見つけたファイナンシャルプランナー(FP)の無料相談サービスでした。 「保険を見直したい」と相談した僕に対し、FPの方は僕の加入状況を見て、冷静に、しかしはっきりとこう言いました。
「旦那さん、これ、ちょっと掛けすぎですね」
「守り」のコストを半分にする
プロの視点は鋭いものでした。 僕の保険は、内容が重複していたり、公的な保障で十分にカバーできる範囲まで民間の保険で厚塗りしていたりと、無駄が多かったのです。
FPの方のアドバイスを受け、僕は以下の指針で保険の組み換えを行いました。
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医療保険を薄くする: 日本の医療制度は優秀です。ちょっとした入院程度なら貯蓄で賄えると割り切りました。
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「働けなくなるリスク」に備える: その代わり、大黒柱である僕が長期間働けなくなった場合の「就業不能保険」や、万が一の時の死亡保障はしっかりと確保しました。
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重複をカット: 県民共済は解約しました。
この「断捨離」の結果、どうなったと思いますか? 月々5万円近くかかっていた保険料は、なんと約半分の2万円台にまで下がりました。 月2万円以上の浮いたお金は、年間で24万円。これは大きいです。都内の家賃相場が高いと言っても、固定費をこれだけ削れれば、十分に戦える計算になります。
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家を売って手に入れた「最強の保険」
しかし、今回の見直しで僕が一番痛感したのは、保険料の削減額以上のことでした。それは、「家を売却して得た現金こそが、最強の保険である」という真実です。
僕たちが流山おおたかの森の家を売却した際、幸運にも約2,000万円の売却益(譲渡益)が出ました。 この2,000万円は、次の家の頭金として全額使い切るのではなく、手元のキャッシュとして確保しています。
この時、ふと気づいたのです。 「もし僕が癌になっても、この2,000万円があれば、最先端の治療でも何でも受けられるじゃないか」と。
極端な話、民間の医療保険をすべて解約したとしても、手元にこれだけの現金があれば、ほとんどのリスクに対応できます。保険会社に手数料を払って「安心」を買わなくても、自分自身の資産が「安心」そのものになっていたのです。
もちろん、性格的に「ゼロにする」のは怖かったので、最低限の保険は残しています。しかし、「いざとなればキャッシュがある」という余裕は、月々の保険料を支払うこと以上の精神的な安定を僕にもたらしてくれました。
公的制度という「見えない防具」を知る
もう一つ、見直しの過程で学んだ重要なことは、「国の制度を正しく知る」ことの大切さです。
皆さんは「高額療養費制度」について、どのくらい理解していますか? 年収にもよりますが、一般的な会社員であれば、ひと月にどれだけ医療費がかかっても、自己負担額は概ね8万円〜10万円程度で済みます(食事代や差額ベッド代は別ですが)。 つまり、100万円の手術を受けても、窓口で払うのは10万円程度なのです。
さらに、会社員の方なら、勤務先の健康保険組合が独自の「付加給付」を持っている場合もあります。僕の場合も改めて確認してみると、会社からの手厚い保障があることがわかりました。
これら「公的な防具」と「会社の防具」をすでに装備しているのに、さらにその上から高額な「民間の防具(保険)」を重ね着していたのが、以前の僕でした。重すぎて動きにくかったのも当然です。 まずは自分がすでに持っている「見えない防具」の性能を確認する。民間の保険を検討するのは、それからで十分だと痛感しました。
まとめ:家計のスリム化が「余白」を生む
文京区に引っ越してきてから、僕は移動を「電車+徒歩」に変え、車も手放しました。そして今回お話ししたように、保険という固定費も大幅に削減しました。
これら一連の「スリム化」を通じて感じるのは、生活の贅肉を落とすことは、単なる節約以上の意味があるということです。
固定費が下がれば、毎月稼がなければならない金額のハードルが下がります。 「これだけ稼がないと生活が破綻する」というプレッシャーから解放されると、心に「余白」が生まれます。 その余白があるからこそ、子供の教育にじっくり向き合ったり、週末に文京区の坂道を散歩したりする余裕が生まれるのだと思います。
家を売る、住む場所を変えるというのは、確かに大きなエネルギーが必要です。 しかし、それは同時に、これまで当たり前だと思って払い続けていた「固定費」や「しがらみ」をリセットする絶好のチャンスでもあります。
もし今、都内への住み替えを検討しながらもお金の不安を感じている方がいたら、一度ご自身の「固定費」を棚卸ししてみてください。 もしかしたら、家の売却益と固定費の削減で、想像以上に身軽で自由な生活が待っているかもしれませんよ。
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