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【文京区の休日】早朝散歩で整える。都心に住むからこそ味わえる「時間」の贅沢

こんにちは。文京区在住の歯科技工士、文京ライフです。

突然ですが、皆さん、休日の朝、何時に起きていますか?

僕は流山おおたかの森に住んでいた頃、休日はお昼近くまで寝ているか、あるいは家族サービスのために朝から戦闘モードで準備をしているかのどちらかでした。平日の通勤と激務で溜まった疲れを「寝溜め」で解消するか、義務感で体を動かすか。そこに「自分のための時間」はほとんどありませんでした。

でも、文京区に住み替えてから、僕の休日は劇的に変わりました。 まだ妻も子供も寝静まっている早朝6時、一人でふらりと家を出て、近所の寺社仏閣を散歩する。 これが、今の僕にとって最高に贅沢なリセット時間になっています。

今日は、都心・文京区に住むからこそ手に入る「静寂」と「時間の贅沢」について、僕の実体験をお話しします。もし今、郊外での生活に少し息苦しさを感じているパパがいたら、ぜひ読んでみてください。

郊外に住んでいた頃の「休日の焦燥感」

正直に告白すると、郊外のニュータウンに住んでいた頃、僕は楽しみなはずの休日に、少しだけ「しんどさ」を感じてしまうことがありました。

もちろん、街は綺麗だし、ショッピングモールに行けばなんでも揃います。子供が小さいうちは、それが正解だと思っていました。けれど、子供が小学校高学年になり、少し手がかからなくなってきた頃から、違和感が大きくなってきたんです。

「どこに行っても、人が多すぎる」

休日のショッピングモール周辺は慢性的な渋滞。駐車場の空きを探すだけで20分。フードコートの席取り合戦。話題のスポットに行けば行列……。 平日、満員電車に揺られて都内へ通勤し、休日もまた人混みの中に身を置く。「休息」しているはずなのに、常に脳が興奮状態で、何かに追われているような感覚が抜けませんでした。

「パパ、どっか連れてってよ」 その言葉がプレッシャーでした。車を出せば渋滞、電車に乗れば人混み。自然が多いと言われるエリアでも、「静かな自然」に一人で没入できる場所は、意外と少なかったのが現実です。

あの頃の僕は、物理的な距離以上に、精神的な意味で「都心」から遠く離れていたのだと思います。自分の心を整える場所も時間も持てないまま、ただ消費されるように週末が過ぎていく。そんな40代を過ごすことに、強烈な焦りを感じていました。

文京区で見つけた「早朝の聖域」

文京区への住み替えを決断し、実際に暮らし始めて一番驚いたのは、「都心のほうが、圧倒的に静かだ」ということです。もちろん大通りは賑やかですが、一本路地を入れば、そこには江戸時代から続く静寂が残っています。

僕のお気に入りの「朝活」ルートをご紹介します。電車に乗る必要はありません。玄関を出て、歩き出せばすぐに「聖域」が始まります。

1. 根津神社の「乙女稲荷」で異世界

まず向かうのは根津神社です。日中は観光客や参拝客で賑わうこの場所も、早朝は地元の人が犬の散歩をしているくらいで、驚くほど静かです。

特に好きなのが、「乙女稲荷神社」へと続く千本鳥居。 朝の冷たく澄んだ空気の中、朱色の鳥居が連なる光景は圧巻です。鳥居をくぐるたびに、俗世の雑念が削ぎ落とされていくような感覚。誰にも邪魔されず、自分の足音だけが砂利を踏みしめる音を聞きながら歩く。

これは、車でわざわざ観光に行くのでは味わえない感覚です。「日常の延長線上に、非日常がある」。この距離感こそが、心の余裕を生んでくれます。

2. 護国寺の圧倒的な「空の広さ」

根津神社から少し足を伸ばせば、護国寺があります。 都心の一等地にありながら、この広大な敷地と空の広さはどうでしょう。本堂の前に立つと、自分がいかにちっぽけな存在かを感じさせてくれます。

ここに来ると、仕事の細かい悩みや、子供の成績への一喜一憂が、ふっと軽くなるんです。お経の声がどこからともなく聞こえてきて、線香の香りが漂う。「あぁ、今日も生きてるな」と、素直に感謝できる時間。 歯科技工士という仕事柄、平日は細かい作業で神経をすり減らすことが多いので、この「視界が開ける感覚」は、僕にとってなくてはならないメンテナンスになっています。

3. 区境を越えて感じる「圧倒的な荘厳さ」

そして、休日で少し時間に余裕がある時は、文京区を飛び出して隣の千代田区まで足を伸ばします。靖国神社や東京大神宮も、実は散歩圏内なんです。

特に早朝の靖国神社は、別格です。 あの大鳥居を前にすると、自然と背筋が伸びます。境内に入ると、都会の喧騒が嘘のように消え去り、圧倒的な荘厳さに包まれる。人がまばらな参道を歩いていると、「背筋がピンと伸び、心が研ぎ澄まされていく」感覚とでも言うのでしょうか、心が芯から清められていくのを感じます。

東京大神宮も、日中は縁結びの参拝客で賑わっていますが、朝方はひっそりとしていて、神聖な空気が漂っています。 この「歴史の重み」と「神聖な静寂」に、思い立ったらすぐ触れられること。これこそが、都心生活の隠れた醍醐味だと感じています。

「時間」と「場所」にお金を払うという意味

「文京区は家賃が高い」「家が狭くなる」 住み替えを検討していた頃、僕もそう思って尻込みしていました。確かに、郊外の広々とした一戸建てに比べれば、今の住まいは手狭です。

でも、実際に住んでみて気づきました。 僕たちは、部屋の広さ(平米数)だけにお金を払っているわけではないのだと。

  • 通勤時間の短縮で生まれた、朝晩の余白。

  • 休日の朝、徒歩数分で歴史ある名刹を独り占めできるという特権。

  • 人混みに消耗せず、自分自身を取り戻せる環境

これらを含めた「生活全体の質」に対して、対価を払っているのです。 家が多少狭くても、街全体が「自分の庭」であり「書斎」のように機能してくれる。そう考えると、この選択は決して高い買い物ではありませんでした。むしろ、心身ともに健康で、長く働き続けるための「自己投資」だと感じています。

40代、50代のパパにとって、最も必要なのは「自分を整える時間」ではないでしょうか。家族のため、会社のために走り続けてきたからこそ、これからの人生は「時間という資産」を大切にしたい。そう思うのです。

住み替えへの「迷い」を消すために

とはいえ、いきなり「都内へ引っ越そう!」と決断するのは難しいですよね。僕もそうでした。 今の家のローンはどうするのか、本当に売れるのか、老後の資金は大丈夫か……。不安の種は尽きません。

僕が最後の一歩を踏み出せたのは、「今の家の資産価値」を正確に把握したことが大きかったです。「いざとなれば、これくらいの価格で売れる」という現実的な数字を知ることで、漠然とした不安が消え、具体的な資金計画が見えてきました。

もし、かつての僕のように「都内への憧れはあるけれど、現実味が湧かない」と悩んでいるなら、まずは今の家がいくらになるのか、現実を知ることから始めてみてください。意外な高値がついて、夢がグッと近づくかもしれません。

 

まとめ

休日の朝7時半。 散歩から帰ると、ちょうど妻と子供が起きてくる時間です。 「パパ、どこ行ってたの?」 「ちょっと神様にご挨拶してきたよ」

焼きたてのパンの香りがするパン屋で買ってきた朝食を並べながら、僕の心はすでに満たされています。以前のように「また月曜日が来る」と憂鬱になることもありません。

都心に住むということは、単に便利な場所に住むことではなく、自分の時間を自分の手に取り戻すこと。

もし、文京区への住み替えに興味があるなら、まずは週末の早朝、散歩だけでもしに来てみませんか? その澄んだ空気に触れたら、きっとここに住みたくなる理由がわかるはずです。

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