こんにちは。文京区在住の歯科技工士、文京ライフです。
日曜日の夜、「サザエさん」の時間になると憂鬱になる。いわゆる「サザエさん症候群」ですが、その原因は「明日からの仕事が嫌だ」という精神的なものだけではありませんでした。
私の場合は、「週末の家族サービスで体力を使い果たし、回復しないまま月曜を迎える」という、物理的な疲労が原因だったのです。
今日は、流山おおたかの森から文京区へ引っ越し、車を手放したことで激変した「休日の質」についてお話しします。もし今、週末のショッピングモール渋滞でハンドルを握りしめているパパさんがいたら、ぜひ読んでみてください。
「家族の運転手」だった流山時代の週末
時計の針を少し戻します。流山に住んでいた頃、我が家の週末は「車での遠征」がデフォルトでした。
これらをローテーションで回る日々。聞こえはいいですが、現実は過酷です。 まず、SCやモールの駐車場に入るだけで20分〜30分待ちは当たり前。年末年始やセールの時期には、入庫待ちだけで1時間近くかかることもありました。
やっと車を停めても、次はフードコートでの「席取り合戦」。 そして帰りは、遊び疲れて寝てしまった子供たちを乗せ、渋滞の中、強烈な睡魔(水との戦い!)と格闘しながらハンドルを握る……。
当時の私は、父親というより「家族を目的地まで運び、荷物を運搬するロジスティクス担当(運転手)」になっていました。 「家族サービス=我慢と忍耐」。そんな図式が出来上がっており、日曜の夜にはもうクタクタ。これでは月曜の朝が辛いのも当然です。
文京区は「街全体が自分の庭」になる
そんな私が文京区へ引っ越し、車を手放しました。
(※車を手放して月5万円浮いた話は、以下の記事で詳しく書いています)
「車がないと、週末どこにも行けなくて退屈するのでは?」 最初はそう思っていましたが、真逆でした。移動手段が「電車・バス・徒歩・シェアサイクル」に変わったことで、遊び場がガラリと変わったのです。
これらが全て、徒歩や自転車、あるいは「B-ぐる(文京区のコミュニティバス・100円)」でサクッと行ける範囲にあります。
以前のような「巨大モールでの消費」中心の休日ではなく、「自然や文化に触れる散策」中心の休日。 家(15坪)は狭くなりましたが、そのぶん「文京区という街全体が、我が家の庭になった」ような感覚です。
「背中越しの会話」から「隣を歩く会話」へ
移動手段が変わって一番嬉しかったのは、子供とのコミュニケーションの質が変わったことです。
運転中は、どうしても子供たちは後部座席。会話は常に「背中越し」でした。 でも今は、並んで歩いたり、電車で隣に座ったりして話します。
「今日は天気がいいね」 「あのお店、なんか面白そうだね」
同じ景色を見ながら、同じ目線で話す。 ただそれだけのことですが、「連れて行ってあげる」という上下関係のような感覚から、「一緒に楽しむ」というフラットな関係になれた気がします。
また、緑の木漏れ日の中を自分の足で歩くことは、最高のリフレッシュになります。 不思議なことに、一日中歩き回って体は疲れているはずなのに、日曜の夜の気分はスッキリしているのです。これが「質の高い休日」ということなのかもしれません。
その「我慢」、いつまで続けますか?
かつて私は、「都内は人が多くて疲れる場所」「郊外こそが癒やしの場所」だと思っていました。 しかし実際は、郊外での「運転手生活」の方が、40代の私の気力と体力を削っていたのです。
もし今、あなたが週末の渋滞の中で「あと何年これを続けるんだろう…」とため息をついているなら。 その生活を変える「チケット」は、実はすでに持っているかもしれません。
今の家の資産価値を知ること。 それが、私の場合は今の生活へ脱出するための切符でした。
(※家がいくらで売れたかの体験談は以下の記事で詳しく書いています)
まずはスマホで、ご自宅がいくらになるか調べてみるだけでも、心の渋滞が少し解消するかもしれませんよ。
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