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【通勤と住み替え】往復3時間の満員電車から離脱する。住居費の差額は、40代が働き続けるための「必要経費」

こんにちは。文京区在住の歯科技工士、文京ライフです。

40代になってから、働くこと自体に体力と気力を削られる感覚が年々強くなってきました。 20代、30代の頃のように無理が効かない。週末に休んでも疲れが抜けきらない。 できることならのんびりしたいけれど、生活がある以上そうもいかないのが現実です。

そんな中で、千葉県の流山おおたかの森から文京区へ引っ越した今回の住み替えは、結果的に「通勤時間を短縮して、長く働き続けるための投資」としては非常に合理的だったと感じています。

今日は、通勤の負担軽減と住宅コスト(ローン返済)のバランスについて、40代の実感を少し詳しく書いてみます。

仕事前に消耗していた「往復3時間」の真実

以前住んでいた流山おおたかの森は、住環境としては申し分ない街でした。 ただ、都内へ通勤する身としては、つくばエクスプレス(TX)の混雑と所要時間は無視できない負担でした。

利用したことがある方はご存知かと思いますが、TXの朝のラッシュは凄まじいです。 これから仕事だというのに、その前に満員電車で身動きが取れない状態で長時間揺られる。スマホを取り出すことすら躊躇われるほどの圧迫感の中で、ただひたすら到着を待つ時間は、単なる移動ではなく「苦行」に近いものがありました。

ドアtoドアで片道1時間半、往復で3時間。 仕事をするための体力と精神力が、始業前の移動だけで削がれていく。 「ただでさえ仕事は疲れるのに、移動でここまで消耗する必要があるのか」と、吊革に捕まりながら常々感じていたのが正直なところです。

「子供のため」というきっかけと、通勤時間の激減

引っ越しを決めた直接のきっかけは、子供の中学受験でした。 塾や志望校へのアクセスを良くしたい、という子供のための選択です。

ですが実際に住んでみて一番恩恵を受けたのは、実は通勤している私自身だったかもしれません。

文京区に越してきて、通勤時間は片道30分になりました。往復でも1時間です。 山手線の内側なので、地下鉄もバスも選べますし、シェアサイクルを使ったり、少し頑張れば徒歩で帰宅するという選択肢も持てます。

以前は「電車が止まったら帰れない」という不安が常に頭の片隅にありましたが、今は「最悪、歩いて帰ればいい」と思える。 「逃げ場のない満員電車に毎日3時間拘束される」という強制力がなくなるだけで、精神的な重圧は半分以下になりました。

年間「20日分」の自由を取り戻す

通勤時間が往復3時間から1時間になったことで、1日2時間の時間が浮きました。 これを年間に換算してみると、結構な数字になります。

平日20日働くとすると、月40時間の短縮。 年間だと480時間。日数に換算すると、丸20日間です。

1年のうち20日間を、揺れる満員電車の中で過ごすか、自宅で体を休めたり自分のために使うか。 この差は、残りの人生の時間を考えるとあまりに大きいと感じました。

コスト増で「時間」と「体力」を守る

もちろん、都内の物件相場は高いです。住宅ローンなどの毎月の固定費は、流山時代より確実に上がりました。 家計への負担がないと言えば嘘になります。

しかし、この増額分で「毎日2時間の自由」と「身体的な苦痛からの解放」を得られたと考えれば、決して悪い選択ではありません。

40代になり、健康こそが最大の資本だと痛感する時期です。 毎日自分を痛めつけるような通勤を続けて体を壊すリスクや、精神的に摩耗してしまうリスクを考えれば、住居への出費は贅沢ではなく、働き続けるための「メンテナンス費」や「必要経費」のようなものだと捉えています。

まとめ

もし、今の通勤時間が辛くて、仕事に行くこと自体が億劫になっている同世代の方がいたら。 「子供の教育環境」を理由にしてでも、一度都内の物件を見てみる価値はあると思います。

また、今の家がいくらになるかを知るだけでも見える景色が変わってくると思います。

 

職場までの物理的な距離を縮めることは、今の私たちにとって、数少ない「生活の質を確実に上げる手段」です。 支払いは安くないですが、自分の心身を守るための保険だと思えば、納得のいく選択になるはずです。

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