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【文京区の教育】公立なのにブランド?「3S1K」の実態と、クラスの半分が受験する「静かなる熱狂」

こんにちは。文京区在住の歯科技工士、文京ライフです。

これまでの記事で、「広さを捨ててでも、子供の教育環境(通学時間)を選んで都内へ来た」というお話をしてきました。

 

今日は、その核心部分である「文京区の教育環境」について、実際に住んでみて感じた肌感覚をお話しします。東京大学

文京区への引越しを検討する際、必ず耳にする謎の暗号があります。 それが「3S1K」です。

今回は、この「公立小学校のブランド化」という不思議な現象と、住んでみて初めて知った「意外なクラスメイトたち」について、実体験を交えてレポートします。

文京区のブランド小学校「3S1K」とは?

まず、教育熱心な親御さんの間で囁かれる「3S1K」とは何か。これは文京区内の特定の名門公立小学校4校の頭文字をとったものです。

  • S:誠之(せいし)小学校
  • S:千駄木(せんだぎ)小学校
  • S:昭和(しょうわ)小学校
  • K:窪町(くぼまち)小学校

これらは私立ではなく、あくまで「公立」の小学校です。 しかし、歴史が古く、伝統的に教育熱心な家庭が多く集まるエリアにあるため、「この学区に通わせるために引っ越してくる」という層が後を絶ちません。(まさに我が家も似たようなものです)

「6年生の秋、教室から人が消える」衝撃

実際に住んでみて、最も衝撃を受けたのは「中学受験率」の高さです。

以前住んでいた流山おおたかの森も教育熱心な街でしたが、文京区は桁が違いました。肌感覚ですが、クラスの半分、多い学校ではそれ以上が私立中学を受験します。

特に驚いたエピソードがあります。 6年生の10月、11月頃になると、クラスの生徒がポツポツと減り始めるのです。そして1月、2月の受験本番シーズンになると、さらに多くの児童が学校を休みます。

「風邪をうつされたくない」「最後の追い込みをしたい」 そんな理由で、受験組が学校に来なくなる現象が、ここではある種「当たり前の光景」として受け入れられています。先生方もそれを静かに見守っている雰囲気に、最初はカルチャーショックを受けました。

予想外だった「グローバルな同級生たち」

もう一つ、住んでみて驚いたのが「クラスの多国籍化」です。

特に目立つのが、中国出身のご家庭のお子さんたち。クラスに必ず数人はいる印象です。 「言葉の壁とかあるのかな?」と最初は思いましたが、話を聞いてみると、ご両親はビジネスで来日されている富裕層や高度人材の方が多く、日本語もペラペラ。何より日本人以上に教育熱心なんです。

彼らは「日本の教育の質の高さ」や「文京区の治安の良さ」を徹底的にリサーチして、あえてこのエリアを選んで住んでいるそうです。

 

算数がめちゃくちゃ得意だったり、すでに英語が完璧だったり。 「3S1K」ブランドは、もはや国内だけでなく、海外の教育ママ・パパからも注目されているのだと実感しました。

子供にとっても、公立にいながら「優秀なグローバルな友達」ができるのは、非常に良い刺激になっています。

郊外の「お祭り騒ぎ」vs 文京区の「静かなる熱狂」

以前のおおたかの森では、駅前に大手塾がドーンと構え、子供たちが同じリュックを背負って吸い込まれていく「お祭り騒ぎ」のような熱気がありました。

しかし、文京区は少し様子が違います。 大手塾だけでなく、個人塾も街中に点在しており、子供たちはそれぞれの目的地へ分散していきます。親同士の「探り合い」もあまりありません。

「あの子も受験するし、うちもする。それが普通でしょ?」 そんな空気感です。

御三家(開成・麻布・桜蔭)に受かるような子が、どのクラスにも普通に数人はいる。だからこそ、変に気負うことなく、生活の一部として淡々と、しかし高いレベルで受験に取り組んでいる印象を受けました。

まとめ:環境を買う、という意味

「3S1K」というブランド自体に魔法があるわけではありません。 ただ、そこに集まる「教育を大切にする家庭(日本人も海外の方も含めて)」の集合体が、子供たちに「勉強するのは当たり前」という基準を作ってくれています。

朱に交われば赤くなる。 子供の環境を変えるために引越しという選択をしましたが、この「周りの友達の目線が高い」という環境こそが、狭い家や高い家賃と引き換えに手に入れた一番の資産なのかもしれません。

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