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【査定の衝撃】4000万の家が、業者によって「2500万」にも「7000万」にもなった話。資産価値を知れば「逃げ道」ができる

 

ミクロン単位の仕事をしている私が驚いた「不動産の精度」

こんにちは。文京区在住の歯科技工士、文京ライフです。

普段、僕の仕事は0.1ミリ以下の精度で歯の噛み合わせを調整することです。数字と適合がすべての世界で生きています。 しかし、今回の都内への移住にあたり、自宅(流山おおたかの森)の売却査定をして驚愕しました。

(なぜ移住を決意したかは以下の記事をご覧ください。)

 

「A社は2500万円、B社は7000万円」

同じ家なのに、評価額が倍以上違ったのです。 今日は、これから家の売却を考えている人はもちろん、「今の家でいいのかな」とモヤモヤしている人に向けて、「家の価値を知っておくと、人生の『逃げ道』ができて精神的に楽になるよ」というお話をします。

売却前のスペックと「残債」のリアル

まず、前提となる我が家の財布事情を公開します。

都内移住を決意した時点で、ローンの残債は2000万円を切ったところでした(繰上げ返済を数回実施)。 「この家を売って、ローンを完済し、手元にいくら残るのか?」 それが、次の文京区での生活を左右する生命線でした。

電話が鳴り止まない!一括査定の洗礼

「とりあえず、いくらになるか知りたい」 軽い気持ちで一括査定サイトに登録した瞬間、スマホが震えました。5分もしないうちに10件、20件と着信やメールの嵐。 正直、最初は引きましたが、それだけ「流山おおたかの森」という街に需要がある証拠でもありました。

ここから、私の「査定の常識」が覆されます。

減価償却」の正論 vs 「市場価値」の熱狂

僕が最も信頼していたのは、家を建ててくれたハウスメーカーでした。家の構造も一番よく分かっているはずです。 しかし、彼らの査定額は「2500万円」

理由は減価償却です。 日本の木造住宅は、築年数とともに建物の価値がゼロに近づきます。「築12年なら、建物価値はこれくらい減って、土地代と合わせて2500万円です」という、極めて論理的かつ教科書通りの回答でした。4000万で買った家が2500万。正直ショックでした。

しかし、他社の査定は違いました。 「6000万円いけます」「強気で7000万円狙いましょう」

彼らが見ていたのは「建物の古さ」ではなく、「おおたかの森という街の熱狂」でした。 人口急増、駅前の開発、入居希望者の殺到。「住みたい」という人がいれば、計算上の価値なんて関係なく価格は跳ね上がる。不動産は「数値」ではなく「マッチング」なのだと痛感しました。

終結果:5500万円で「即決」した理由

「じゃあ7000万円で売れたの?」と聞かれると、結果は5500万円でした。 それでも4000万円で買った家が、12年住んでプラス1500万円になったのですから、投資としては大成功です。

なぜ7000万円を狙わなかったのか? それは「時間」を優先したからです。

僕たちには「子供の中学受験」というタイムリミットがありました。 そして、買い手の方も「子供の小学校入学に合わせて、今すぐこのエリアに住みたい」という事情がありました。 「5500万円なら、即決します」 そのオファーに、僕たちは合意しました。もし時間をかければ6000万超えもあったかもしれませんが、僕たち家族にとっての「スムーズな新生活への移行」は、差額の数百万以上の価値があったのです。

売却益で約2000万もの大金がキャッシュで手元に

住宅ローンの残債と購入時の諸費用を差し引くと最終的に僕の手元に残ったのは約2000万円という大金でした。普通であれば、新居の頭金として入れて月々の返済額を減らすことが定石だと思いますが、僕は違う道を選択しました。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

 

資産価値を知ることは、心の保険になる

今回の経験で強く思ったことがあります。 それは、「売る予定がなくても、自分の家の価値(時価)は知っておくべき」ということです。

もし仕事が辛くなっても、何かあったとしても、 「いざとなれば、この家を売ればローンをチャラにして、さらに数千万円が手元に残る」 そう分かっているだけで、日々のストレスやプレッシャーが驚くほど軽くなります。

家の査定は、売却のためだけでなく、「人生の選択肢(逃げ道)」を確認するためのメンテナンスです。 皆さんも一度、自分の家の「今の値段」を確認してみてはいかがでしょうか。意外な「ボーナス」が埋まっているかもしれませんよ。

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「家は高く売れました。でも、都内の家はもっと高かった…! 次回は、『再建築不可』『借地権』というクセ強物件にあえて手を出した、都内の家探し編をお届けします」

 

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