【完全版】流山おおたかの森から文京区へ。40代パパが決断した「都内住み替え」の全記録

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【完全版】流山おおたかの森から文京区へ。40代パパが決断した「都内住み替え」の全記録

こんにちは。文京区在住の歯科技工士、文京ライフです。

「母になるなら、流山市。」 このあまりにも有名なキャッチコピーを、都内へ通勤するパパたちなら一度は目にしたことがあるはずです。僕が約12年前、千葉県流山市の「流山おおたかの森」に分譲住宅を購入した際も、この街はまさに子育て世代の聖地として輝いていました。

美しく整えられた街路樹、週末ごとに家族連れで賑わうショッピングモール。そこには、郊外ならではのゆとりと、新しい街が持つ特有の活気がありました。35年の住宅ローンを組み、庭付きの一戸建てを手に入れたとき、僕は「これで人生の基盤は整った」と確信していました。

しかし、月日が流れ、子供が小学校高学年になり、中学受験という現実が目前に迫ったとき、僕の価値観は根底から揺さぶられることになります。毎日往復2時間を超える通勤、満員電車のストレス、そして子供の教育環境。

「このままでいいのか?」という問いが、いつしか無視できないほど大きなものになっていきました。

この記事では、僕が流山の分譲住宅を売却し、文京区の一戸建てへ住み替えるに至った全行程を詳しく記します。住み替えを検討しているけれど、今の家を売る勇気が出ない、あるいは具体的な手順がわからないという同年代のパパたちへ。僕のこの実体験が、一つの羅針盤となれば幸いです。

目次

流山おおたかの森での暮らしと、芽生えた違和感

僕たちが流山おおたかの森を選んだのは、決して「母になるなら」というコピーに背中を押されたからではありません。しかし、つくばエクスプレス(TX)の利便性と、計画的に作られた街並みは、当時の僕たちにとって非常に魅力的だったのは事実です。

分譲住宅という「安住の地」

当時購入したのは、駅まで徒歩15分、40坪・4LDKという広さの分譲住宅でした。2009年当時は、駅前を一歩離れると周りは田畑が広がっており、カーナビすら対応していないような状況でしたが、その分、4000万円という価格で「庭付きの広い家」を手に入れることができました。

近隣住民も同じ時期に引っ越してきたばかりのファミリー層が多く、コミュニティは非常に温かいものでした。週末になれば、庭で子供を遊ばせながら、近所のパパたちと何気ない会話を交わす。まさに「子育ての正解」と言える場所が、そこにはありました。

TXの混雑と「時間の損失」

しかし、街の発展とともにTXの混雑は僕の想像を超えていきました。 朝、駅のホームで電車を待つ列。車内に押し込まれ、秋葉原までの約30分間、身動き一つ取れない環境。僕の仕事である歯科技工は、指先の繊細な感覚が何よりも重要です。仕事前に満員電車でこれほどまで消耗していいのかという疑問が、日々僕の心を削っていきました。

夜遅くに帰宅すると、子供はすでに寝ています。平日に子供と会話できる時間は、わずか数分。「僕は、何のためにこの広い家を買ったのだろうか」広いリビングや庭があっても、そこで過ごす時間が物理的に確保できないという矛盾。これが、僕が最初に感じた「郊外生活の限界」でした。

教育環境の壁:なぜ「文京区」だったのか

住み替えを真剣に検討し始めた最大の引き金は、長男が小学校高学年になり、周囲が中学受験を意識し始めたことでした。

郊外での通塾の限界

当初は「公立でいいかな」とのんびり構えていた僕も、妻の「選択肢は多いほうがいいんじゃない?」という言葉や、街全体の教育熱の高まりを感じて、少しずつ意識が変わっていきました。

しかし、長男が気に入った都内の私立中学校へ通うとなると、流山からではドアツードアで片道1時間半以上、往復で3時間かかります。大人の通勤の1時間と、育ち盛りの中学生の1時間は意味が違います。部活もして、勉強もして、友達とも遊んでほしい。そう考えたとき、「1日3時間を電車の中で過ごさせること」が、親として最適解だとは思えなくなりました。

文京区という「環境」の価値

文京区には、親が無理に強いるのではなく、「学ぶことが自然なこと」として受け入れられる土壌がありました。派手な娯楽施設はなく、代わりに図書館や歴史ある街並みが点在する街。この「環境という目に見えない資産」を子供に与えてやりたい。その想いが、僕たち夫婦の中で「都内への住み替え」を現実的な選択肢へと押し上げました。

【お金と資産】分譲住宅を売却する勇気

住み替えにおいて、最も高いハードルとなるのが「今の家をどうするか」という問題です。

査定書が教えてくれた「人生の逃げ道」

「売っても赤字になるのではないか」という不安を抱えながら、僕はまず不動産の一括査定を申し込みました。そこで突きつけられたのは、不動産業界のリアルな数字でした。

分譲住宅を建てたハウスメーカーの査定は「2500万円」。しかし、他社の査定は「7000万円狙いましょう」という強気なもの。彼らが見ていたのは、建物の古さではなく、「おおたかの森という街の熱狂」でした。

最終的な売却結果:5500万円

結局、僕たちは流山の家を5500万円で売却することに合意しました。4000万円で購入し、12年住んでプラス1500万円。この売却益が、次の文京区での生活を支える生命線となりました。

多くのパパが「うちは売れない」と勝手に決めつけていますが、今の家の価値を正しく知ることは、リスクではなく「人生の選択肢」を増やすメンテナンスです。

「まずは売る・売らないは別として、今の自分の立ち位置を知りたい。」そんな時に、僕がスマホ一つで現実を突きつけられたのがこのサイトでした。

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文京区での家探し:予算と現実の折り合い

文京区での住み替えは、まさに「取捨選択」の連続でした。

予算6500万でたどり着いた「借地権」

都内の、しかも文京区で一戸建てを普通に探せば、相場は1億円を軽く超えてきます。歯科技工士の僕にとって、それはあまりにも非現実的な数字でした。そこで僕が選んだのが、所有権ではなく「借地権」という選択肢です。

借地権物件はネット銀行のローン審査が厳しかったり、更新料の懸念があったりとクセは強いですが、それ以上に「文京区に住む」という目的を叶えるための最短ルートでした。

40坪から15坪へのダウンサイジング

流山の40坪という広さに慣れていた僕たちにとって、文京区の15坪・3階建てという環境は、まさに未知の世界でした。しかし、狭小住宅には狭小住宅なりの「家族の距離感」と、メンテナンスの楽さという意外なメリットがありました。

【収支公開】ローン増でも家計が破綻しない「カラクリ」

住み替えにあたって、多くのパパが恐怖を感じるのが「毎月の支払い増」です。僕の場合も、流山のローンに比べて、文京区での支払いは月々約7万円増えました。しかし、結論から言うと、家計は以前よりも健全になりました。

売却益2000万円を「あえて」頭金に入れない理由

流山の家を5500万円で売却し、手元に残った約2000万円。普通なら新しい家の頭金に入れてローンを減らそうと考えますが、僕は「フルローン」を選びました。

なぜなら、40代の子育て世帯にとって、手元の現金(キャッシュ)こそが最強の保険だからです。これから始まる中学受験の塾代、そして私立中学の学費。これらをローンの低金利で調達し、手元資金を厚くしておくことで、精神的な余裕が生まれました。

税制優遇「3000万円特別控除」の威力

また、売却益にかかる税金についても、しっかりとした知識が必要です。僕は「3000万円特別控除」を活用することで、譲渡所得税をゼロにすることができました。この知識があるかないかで、手元に残る金額は数百万円単位で変わってきます。

[僕の体験から:家計の不安をゼロにするために] ローンの金利比較はもちろん、住み替え後の「教育費」や「保険」まで含めたトータルバランスを一度プロに診断してもらうことを強くおすすめします。自分たちだけで計算していると、どうしても「希望的観測」が入りがちですから。

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文京区ライフの真実:教育・治安・物価

文京区に住んでみて、郊外(流山)との違いに驚いたことがいくつもあります。それは「都内=高い、危ない」という先入観を覆すものでした。

塾帰りの「本当の治安」

流山にいた頃は、夜遅くの塾帰りは心配で駅まで迎えに行っていました。しかし、文京区(特に本郷や小石川周辺)は、夜21時を過ぎても塾帰りの小学生たちが普通に一人で歩いています。街全体の防犯意識の高さと、「勉強している子がいるのが当たり前」という空気が、親としての不安を劇的に減らしてくれました。

「物価が高い」は思い込み?

「都内のスーパーは高い」と思っていましたが、実はそうでもありません。コストコのような大量買いはできなくなりましたが、近所の商店街やスーパーを使い分けることで、食費は以前とさほど変わっていません。むしろ、車を手放したことでガソリン代や駐車場代がなくなり、トータルの生活費は下がったほどです。

【狭小住宅のリアル】40坪から15坪へ住み替えてわかったこと

分譲住宅に住んでた身からすれば、文京区のそれは「狭小住宅」です。流山の40坪から15坪へ、面積が半分以下になった生活は、正直に言って「不便」なこともあります。

15坪で暮らす「10の不便」と「意外な快適さ」

階段の上り下り、収納の少なさ、隣家との距離。正直「不便だな」と思う瞬間は毎日あります。しかし、それを上回るのが「家族の距離感」です。流山の広い家では、それぞれの部屋にこもりがちでしたが、今の家では自然とリビングに家族が集まります。また、無駄なものを買わなくなる「断捨離」の強制力も、40代の生き方をシンプルにしてくれました。

「車」を捨てて得た「身軽さ」という資産

一番大きな変化は、車を手放したことです。週末、駐車場待ちで30分消費したり、渋滞でイライラしたりすることがなくなりました。文京区は地下鉄が網の目のように走っており、バスも便利です。

40代の生存戦略としての「住み替え」

最後に、僕と同じように住み替えを迷っているパパたちに伝えたいのは「住居費を、働き続けるための投資と考える」という視点です。

満員電車からの離脱は「必要経費」

毎日往復3時間の満員電車。それを20年続ければ、人生の膨大な時間が「ただ耐える時間」になります。住居費が月7万円上がったとしても、それで毎日1時間半の自由時間が買えるなら、それは40代が健やかに、そして長く働き続けるための、安すぎる投資ではないでしょうか。

「坂道」が変えた40代の体

都心に住むと、とにかく「歩く」ようになります。文京区の坂道を上り下りするだけで、特別なトレーニングをせずとも体が引き締まりました。これは予想外の副産物でした。

結び:文京区の空の下で思うこと

流山おおたかの森を去る日、僕は少しだけ「寂しさ」を感じていました。40坪の家、広い庭、そこで過ごした12年。でも、文京区の新しい家で、塾から帰ってきた子供と「今日どうだった?」とゆっくり会話できる毎日を過ごしている今、僕はあの日の決断を一度も後悔していません。

住み替えは大きな決断です。でも、「家は一生モノ」という呪縛から自分を解き放ち、家族の今のステージに合わせて最適化することは、パパができる最大の家族サービスの一つだと僕は思います。

もし、あなたがまだ迷っているなら、まずは「自分の家の市場価値」を調べることから始めてみてください。そこには、あなたが想像もしなかった「新しい人生へのチケット」が隠れているかもしれません。

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