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  • 【都内住み替え】憧れだった東京ドームが「僕の庭」になった日。変わった休日の景色

    こんにちは。文京区在住の歯科技工士、文京ライフです。

    突然ですが、皆さんにとって「東京ドーム」ってどんな場所ですか?

    野球観戦、アイドルのライブ、ヒーローショー。 きっと多くの方にとって、そこは気合を入れておしゃれをして出かける「ハレの舞台」ではないでしょうか。

    僕にとっても、かつてはそうでした。 でも文京区に引っ越して数年が経った今、東京ドームは僕にとって「サンダルで散歩に行く、近所の庭」になりました。

    今回は、郊外から都心へ住み替えたことで、かつての「憧れの地」がどう日常に変わったのか。その劇的な変化と、そこで得られた「心の休息」についてお話しします。

    片道2時間の「大冒険」だったあの頃

    僕がまだ子供だった頃の話です。

    東京郊外から東京ドームへ行くというのは、ちょっとしたイベントでした。 片道2時間。電車を乗り継ぎ、人混みに揺られながら向かうその道のりは、子供たちにとっては「冒険」そのもの。

    後楽園ゆうえんちで戦隊モノのヒーローショーを見て、ジェットコースターに乗って。 帰りの電車では、遊び疲れた子供たちは泥のように眠ってしまう。 それを支える親の僕もまた、クタクタになって家路につく。

    「楽しかったね」と言いながらも、翌日の月曜日の仕事のことを考えて少し憂鬱になる……。 そんな「非日常の遠い場所」が、僕の中の東京ドームでした。

    文京区役所の窓から見えた「日常」

    転機は、文京区への引越し手続きで「文京シビックセンター(区役所)」を訪れた時でした。

    手続きを待つ間、ふと窓の外を見ると、目の前に巨大な東京ドームや観覧車がドーンと見えたんです。 その時、不思議な感覚に襲われました。

    「あ、ここが生活圏になるんだ」

    電車で時間をかけて行く場所じゃなくて、これからは徒歩やバスで、思い立ったらすぐ行ける場所になるんだ、と。

    部屋着でラクーア、深夜の独り占め

    実際に住み始めてみると、その変化は想像以上でした。

    今では、東京ドームシティにあるユニクロラクーアへ、部屋着にサンダル履きで買い物に行きます。 週末、海外アーティストのライブや野球の試合でごった返す人混みを横目に、「お、今日はやってるな〜」なんて思いながら、スーパーの袋を下げて通り過ぎる。

    この「お祭り騒ぎを、外側から日常として眺める」という感覚が、なんだかとても贅沢で面白いんです。チケットがなくても、その場の熱気だけお裾分けしてもらうような。

    そして何より、僕が一番気に入っている時間があります。

    それは、深夜の散歩です。

    夜の11時、12時を過ぎて、イベントも終わり、あれだけいた人が嘘のように消え去った時間帯。 僕はふらっと家を出て、東京ドームの周りを歩きます。

    ライトアップされた巨大な白い屋根。 昼間の喧騒が嘘のような静寂。 手にはコンビニの温かい缶コーヒー。

    この圧倒的な非日常の景色を、誰もいない深夜に自分一人で独り占めしている。 「ああ、いま僕はこの街を独占しているな」という優越感。

    そして、缶コーヒーを飲み干したら、そこから数分歩いて家に帰り、すぐに温かい布団に入れるという安心感。

    満員電車で通勤し、休日は家族サービスで運転手……そんなふうにすり減っていた僕にとって、この「都心の静寂を独り占めして、すぐに日常(布団)に戻れる」という距離感こそが、最高の贅沢であり、心の回復方法になりました。

    「普通の会社員」の僕が、なぜ都心に住めたのか

    「でも、東京ドームの徒歩圏内なんて、どうせお金持ちなんでしょ?」

    そう思われるかもしれません。 いえいえ、冒頭でも言いましたが、僕はごく普通の歯科技工士です。特別な資産家でもありません。

    僕がこの「庭付き(?)」の生活を手に入れられたのは、単純に「前に住んでいた家が、予想以上に高く売れたから」。本当にこれに尽きます。

    流山おおたかの森で「終の住処」だと思って買った家。 それがいつの間にか、僕の知らないところで資産価値を上げ、都内への住み替えを実現させる「プラチナチケット」に化けていたんです。

    もし、あの時「どうせローンが残るだけだ」と思い込んで、家の価値を調べなかったら、僕は今も片道2時間かけてクタクタになりながら東京ドームに来ていたかもしれません。

    当時の僕の決断や、具体的な資金のカラクリについては、こちらの過去記事で詳しく書いています。

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    憧れを日常にする「切符」は、意外と手元にあるかも

    かつての僕と同じように、もしあなたが「都内は憧れだけど、無理だよな」と諦めているなら。 あるいは、毎日の通勤や休日の移動にちょっと疲れを感じているなら。

    一度、今の家がいくらになるのか、確かめてみるのもいいかもしれません。 それは単なる数字の確認ではなく、憧れを日常に変えるための「切符」が見つかる瞬間になるかもしれませんよ。

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  • 【借地権のリアル】ネット銀行が使えない!?住宅ローン審査の実録とメガバンクを選んだ理由

    こんにちは。文京区在住の歯科技工士、文京ライフです。

    流山おおたかの森から文京区へ引っ越してきて、早4年が経ちました。 郊外の広々とした持ち家から、都内のコンパクトな暮らしへ。この決断に至った経緯は以前の記事でも書きましたが、実際に物件を探し始めて最初にぶつかった大きな壁、それが「借地権と住宅ローン」の問題でした。

    今回は、僕が実際に体験した「借地権物件での銀行選び」について、リアルな数字や審査の裏側をお話ししたいと思います。

    bunkyo-sumika.com

    ネット銀行の「低金利」という幻想

    都内で戸建てを探すと、どうしても目に入ってくるのが「借地権付き建物」です。 土地の所有権を持たず、地代を払って借りるスタイルですが、その分、物件価格は所有権の7割〜6割程度に抑えられます。

    「これなら文京区でも手が届く!」

    そう思ったのも束の間、ローンの壁が立ちはだかりました。 今の時代、住宅ローンといえば金利0.3〜0.4%台のネット銀行が主流ですよね。僕も当然、その超低金利の恩恵を受けようと思っていました。

    しかし、現実は甘くありませんでした。 ネット銀行が、そもそも借地権物件を取り扱っていないのです。

    審査に落ちたとかではありません。「取り扱っていません」と、門前払い状態。 理由はシンプルで、土地が自分のものではないため、銀行側が担保を取りにくいから。ネット銀行は事務コストを徹底的に下げているので、権利関係が複雑な借地権のような案件は、最初から対象外になっていることが多いんです。

    救世主となった3つの銀行

    「え、もしかして低金利で借りられないの…?」と不安になっていた僕に、不動産屋の担当者が提案してくれたのが以下の3行でした。

    いわゆるメガバンク労働金庫です。 「でも、金利高いんでしょ?」「借地権だから足元見られるんじゃ…」という懸念を抱えつつ、審査を申し込みました。

    結果は、まさかの3行とも「満額承認」

    しかも、「借地権だから」という理由での減額や金利の上乗せは一切なし。通常の住宅ローンと全く同じ条件でパスしたのです。それぞれの対応も特徴的でした。

    しかも、「借地権だから」という理由での減額や金利の上乗せは一切なし。通常の住宅ローンと全く同じ条件でパスしたのです。それぞれの対応も特徴的でした。

    • 中央労働金庫: 新宿の店舗で対面審査。非常に丁寧な対応でした。
    • みずほ銀行: なんと郵送とメールのやり取りのみで完結。対面不要だったので、仕事で忙しい中では非常にスムーズで助かりました。
    • 三井住友銀行: 新宿西口のローンセンターで担当者と対面契約。しっかり説明を聞くことができました。

    最終的に選んだのは「三井住友銀行

    3つの中から僕が選んだのは、三井住友銀行でした。決め手は以下の3点です。

    • 金利: 変動金利0.8%(当時)。ネット銀行ほどではないですが、1%を余裕で切っており十分許容範囲でした。
    • 利便性: アプリの使い勝手が良く、残高管理などが楽そうだったこと。
    • 信頼感: 対面での契約時に、借地権のデメリットも包み隠さず話してくれた上で、丁寧に対応してくれたのが印象的でした。

    なぜ審査に通ったのか?(40代パパへのエール)

    担保価値が低い借地権物件で、なぜ満額借りられたのか。自己分析ですが、理由は2つあると思います。

    • 建物の価値: 新築だったので、上物(建物)の価値をしっかり評価してくれた。
    • 「人」を見てくれた: ここが一番大きいです。

    僕たち40代は、20代・30代と違って「勤続年数」や「職務経歴」という積み上げがあります。 僕のような専門職(歯科技工士)としてのキャリアや、皆さんが長年会社で真面目に働いて培ってきた信用。対面の銀行やメガバンクは、そういった「属性(個人としての信用力)」をしっかりと審査のプラス材料にしてくれます。

    ネット銀行のような画一的な審査では弾かれてしまう部分を、総合的に見て「この人なら貸しても大丈夫」と判断してくれたのだと思います。

    まとめ:借地権だからと諦めないで

    確かに、超低金利のネット銀行が選択肢から消えるのはデメリットです。 でも、メガバンクの変動金利なら十分低水準ですし、何より「都内の好立地に住む」という目的を叶えるための手段としては、非常に現実的な選択肢です。

    もし、都内への住み替えで「借地権」が気になっている方がいたら、まずは怖がらずに審査に出してみてください。あなたが今まで積み上げてきたそのキャリアが、きっと最大の担保になってくれるはずです。

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  • 【35年ローンの呪縛】借金だと思っていた家が「打ち出の小槌」だった話。40代パパが震えながら査定ボタンを押した日

    こんにちは。文京区在住の歯科技工士、文京ライフです。

    今日は、ちょっと生々しい、でも子育て世代のパパなら絶対に避けて通れない「家とお金」の話をします。

    みなさんは、毎月の住宅ローンの引き落とし通知を見て、どう感じていますか? 以前の僕は、それを見るたびに「あぁ、あと何十年、この場所から動けないんだな」と、見えない鎖に繋がれたような気分になっていました。

    でも、ある日の深夜、ふとしたきっかけでその「鎖」が幻だったことに気づいたんです。 今日は、僕が「35年ローンの呪縛」から解放され、文京区への住み替えを決意するに至った「ある数字」を見た瞬間の話をシェアします。

    「35年かけて返す借金」という思い込み

    僕が千葉県の流山おおたかの森に一戸建てを買ったのは、2009年のこと。 価格は4,000万円。当時の僕にとっては清水の舞台から飛び降りるような決断で、35年のフルローンを組みました。

    住み心地は最高でした。でも、都内への通勤は往復3時間。 仕事で責任ある立場になり、プレッシャーが増すにつれて、満員電車での通勤は正直、地獄でした。

    「引っ越したい…」 何度もそう思いました。でも、そのたびに頭をよぎるのが「住宅ローン」です。

    「まだ数千万円も残債がある」 「この借金を返すまでは、どんなに辛くてもここから動けないんだ」

    そうやって自分自身を納得させ、疲れた体に鞭打って電車に乗る毎日でした。家は家族を守る城であると同時に、僕をその土地に縛り付ける「足かせ」でもあったんです。

    きっかけは「スマホゲーム」くらいの軽い気持ち

    転機は、子供の中学受験を意識し始めた頃に訪れました。 「もし都内に引っ越すなら、今の家はどうなるんだろう?」

    本気で売るつもりなんてありません。「どうせローンが残るだけだろう」と諦めていましたから。 ただ、今のローン残高と、家の価値のバランス(バランスシート)だけでも確認しておこうかな。そんな、ほんの出来心でした。

    例えるなら、寝る前にスマホゲームをポチッとするくらいの軽い気持ちです。 ネットで見つけた「不動産一括査定サイト」に、家の情報を入力してみました。

    画面を二度見した衝撃の結果

    数日後、届いた査定結果を見て、僕はスマホの画面を二度見、いや三度見しました。

    • 購入価格:4,000万円
    • 査定価格:6,000万円〜7,000万円

    「えっ…?」

    なんと、10年以上住んで建物は古くなっているはずなのに、価格が購入時の約1.5倍になっていたのです。

    慌てて電卓を叩きました。 当時のローン残債は約2,000万円。 もし7,000万円で売れたら、ローンを全額一括返済しても、手元に数千万円単位の現金が残る計算です。 仲介手数料や引越し代を引いても、十分すぎるほどのプラス。

    「これ、借金じゃない。資産だ…!」

    僕が「借金」だと思って怯えていた家は、実は僕が住んでいる間に勝手にお金を稼んでくれていた「打ち出の小槌」だったのです。

    「いつでも動ける」という最強の切符

    この数字を見た瞬間、僕の世界はガラリと変わりました。

    僕は35年のローンに縛られていたんじゃなかった。 「いつでも換金して、好きな場所へ行ける資産」の中に住んでいたんだ。

    そう気づいた瞬間、あんなに辛かった通勤電車が、少しだけ苦にならなくなりました。 なぜなら、「逃げ道」が見えたからです。

    「いざとなったら、この家を売って都内へ行けばいい」 「僕は、いつでも動ける切符(チケット)を持っている」

    この精神的な余裕は、何物にも代えがたいものでした。 上司に理不尽なことを言われても、満員電車で足を踏まれても、「まぁ、僕には選択肢があるしな」と思える。この心の変化こそが、査定をして得られた最大のメリットだったかもしれません。

    まとめ:あなたの家の「時価」、知っていますか?

    その後、僕は実際に家を売却し、今の文京区の住まいを手に入れました。

    (その時の詳しい経緯は????️こちらの記事へどうぞ)

    bunkyo-sumika.com

     

    今日お伝えしたいのは、「家を売りましょう」ということではありません。 ただ、「自分の家の今の値段(時価)」を知らないままでいるのは、すごくもったいない」ということです。

    もしかしたら、あなたも僕と同じように、勝手な思い込みで自分を縛り付けているだけかもしれません。 査定をしたからといって、必ず売る必要なんてありません。 まずは、ご自宅の「健康診断」だと思って、現在の価値を調べてみてはいかがでしょうか?

    その「金額」を見るだけで、明日からの通勤の景色が、ちょっとだけ明るくなるかもしれませんよ。

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  • 【都内住み替え】「電車が止まったら詰む」プレッシャーからの解放。40代パパが得た“心の防災対策”

    こんにちは。文京区在住の歯科技工士、文京ライフです。

    突然ですが、毎朝の通勤電車の中で「もし今、この電車が事故で止まったらどうしよう?」と不安になることはありませんか?

    以前の私は、まさにその不安と毎日戦っていました。 流山おおたかの森から都内まで、往復3時間の通勤生活。現在は文京区に引っ越し、往復1時間の生活を送っています。

    以前の記事では「住み替えにかかるお金は、働き続けるための必要経費だ」という、ちょっと理屈っぽい話をしました。 でも今日は、もっと感覚的な、だけど40代にとって何より大切な「心の平和」と「逃げ道のある生活」についてお話ししたいと思います。

    効率とかお金とか一旦置いておいて、私の「メンタル」がどう救われたのか。 そんな実体験の記録です。

    「ぎゅうぎゅう詰め」の満員電車と、逃げ場のない恐怖

    流山に住んでいた頃、私の朝は6時起床から始まっていました。 6時半には家を出て駅に向かうのですが、その時点ですでに駅は人、人、人。

    つくばエクスプレス(TX)は素晴らしい路線ですが、沿線の人口増加ものすごく、朝の車内はまさに「ぎゅうぎゅう詰め」状態。身動き一つ取れず、ただひたすら秋葉原まで運ばれていく日々でした。

    でも、一番のストレスは「混雑」そのものではありませんでした。 私を精神的に追い詰めていたのは、「もしTXが止まったら、都内へ出る手段がほぼ絶たれる」という恐怖です。

    人身事故やトラブルで電車が遅延した瞬間、駅が入場規制になり、何千人という人が溢れかえる。 「今日の仕事、どうしよう」「患者さんの予約が入っているのに」 そんなプレッシャーが、毎朝ボディブローのように効いていました。

    「逃げ道がない」 この閉塞感は、責任ある立場になりつつある40代の会社員にとって、想像以上に心を削るものです。

    文京区に越して手に入れた「最強のリスク管理

    文京区(山手線内側)に引っ越してからも、都内の地下鉄は満員です。 でも、以前とは「心の余裕」がまるで違います。

    なぜなら、「選択肢」があるからです。

    • 電車が止まったら、別路線の駅まで歩ける。
    • タクシーを拾っても、数千円で職場に着く。
    • シェアサイクルでも移動できる。
    • 最悪の場合、歩いてだって帰れる。

    この「いざとなったら、自分の足でなんとかなる」という事実が、私にとって最強の精神安定剤になりました。

    物理的な距離が近いということは、単に時間が浮くだけでなく、「交通機関に命運を握られない」という自由を意味します。 この安心感を手に入れてから、朝の天気予報や遅延情報を見ても、以前のように胃が痛くなることがなくなりました。

    「朝食を食べる気力」が戻ってきた朝

    通勤時間の短縮(往復3時間→1時間)は、私の朝の景色も変えました。

    流山時代は、ギリギリまで寝て、バタバタと身支度をして家を飛び出していました。 朝ごはん? そんなものを食べる気力も元気も残っていません。ただ「出勤するため」だけに起きていました。

    それが今は、どうでしょう。 朝、自分で味噌汁を作ったり、スープを温めたり、丁寧にコーヒーを淹れる時間があります。

    7時に起きてくる子供たちと一緒に食卓を囲み、「いってきます」と言える。 以前は疲れ切った顔で、寝ている子供の寝顔を見るだけだった私が、今は朝から家族と会話ができている。

    「人間らしい生活をしてるなぁ」 コーヒーの香りを嗅ぎながら、ふとそう実感する瞬間があります。

    住み替えによって、私は「人生のサブスクリプション」を見直した気分です。 毎日3時間の「我慢」という高額なコストを解約し、その浮いたリソースを「心の健康」と「家族の時間」に再投資した。 結果として、仕事に向かうモチベーションも、以前よりずっと高くなりました。

    まとめ:住み替えは「心の防災対策」だった

    家の売買や引っ越しは、確かに大きなエネルギーが必要です。 でも、もしあなたが今の通勤に限界を感じていて、「逃げ場がない」という閉塞感を持っているなら。 都内への住み替えは、単なる贅沢ではなく、自分自身を守るための「心の防災対策」になるかもしれません。

    「何かあったら歩いて帰れる」 このシンプルな安心感が、40代パパの背中をどれだけ軽くしてくれるか。 私の実体験が、少しでも参考になれば嬉しいです。

     

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    「でも、都内への住み替えってお金がかかるでしょ?」と心配な方へ

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    ????️私が実際にやってみた、自宅査定のリアルな体験談はこちら。 

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  • 【脱・運転手】「週末は駐車場待ちで30分」のパパへ。都内移住で手に入れた“月曜に疲れない”休日

    こんにちは。文京区在住の歯科技工士、文京ライフです。

    日曜日の夜、「サザエさん」の時間になると憂鬱になる。いわゆる「サザエさん症候群」ですが、その原因は「明日からの仕事が嫌だ」という精神的なものだけではありませんでした。

    私の場合は、「週末の家族サービスで体力を使い果たし、回復しないまま月曜を迎える」という、物理的な疲労が原因だったのです。

    今日は、流山おおたかの森から文京区へ引っ越し、車を手放したことで激変した「休日の質」についてお話しします。もし今、週末のショッピングモール渋滞でハンドルを握りしめているパパさんがいたら、ぜひ読んでみてください。

    「家族の運転手」だった流山時代の週末

    時計の針を少し戻します。流山に住んでいた頃、我が家の週末は「車での遠征」がデフォルトでした。

    これらをローテーションで回る日々。聞こえはいいですが、現実は過酷です。 まず、SCやモールの駐車場に入るだけで20分〜30分待ちは当たり前。年末年始やセールの時期には、入庫待ちだけで1時間近くかかることもありました。

    やっと車を停めても、次はフードコートでの「席取り合戦」。 そして帰りは、遊び疲れて寝てしまった子供たちを乗せ、渋滞の中、強烈な睡魔(水との戦い!)と格闘しながらハンドルを握る……。

    当時の私は、父親というより「家族を目的地まで運び、荷物を運搬するロジスティクス担当(運転手)」になっていました。 「家族サービス=我慢と忍耐」。そんな図式が出来上がっており、日曜の夜にはもうクタクタ。これでは月曜の朝が辛いのも当然です。

    文京区は「街全体が自分の庭」になる

    そんな私が文京区へ引っ越し、車を手放しました。

    (※車を手放して月5万円浮いた話は、以下の記事で詳しく書いています)

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    「車がないと、週末どこにも行けなくて退屈するのでは?」 最初はそう思っていましたが、真逆でした。移動手段が「電車・バス・徒歩・シェアサイクル」に変わったことで、遊び場がガラリと変わったのです。

    これらが全て、徒歩や自転車、あるいは「B-ぐる(文京区のコミュニティバス・100円)」でサクッと行ける範囲にあります。

    以前のような「巨大モールでの消費」中心の休日ではなく、「自然や文化に触れる散策」中心の休日。 家(15坪)は狭くなりましたが、そのぶん「文京区という街全体が、我が家の庭になった」ような感覚です。

    「背中越しの会話」から「隣を歩く会話」へ

    移動手段が変わって一番嬉しかったのは、子供とのコミュニケーションの質が変わったことです。

    運転中は、どうしても子供たちは後部座席。会話は常に「背中越し」でした。 でも今は、並んで歩いたり、電車で隣に座ったりして話します。

    「今日は天気がいいね」 「あのお店、なんか面白そうだね」

    同じ景色を見ながら、同じ目線で話す。 ただそれだけのことですが、「連れて行ってあげる」という上下関係のような感覚から、「一緒に楽しむ」というフラットな関係になれた気がします。

    また、緑の木漏れ日の中を自分の足で歩くことは、最高のリフレッシュになります。 不思議なことに、一日中歩き回って体は疲れているはずなのに、日曜の夜の気分はスッキリしているのです。これが「質の高い休日」ということなのかもしれません。

    その「我慢」、いつまで続けますか?

    かつて私は、「都内は人が多くて疲れる場所」「郊外こそが癒やしの場所」だと思っていました。 しかし実際は、郊外での「運転手生活」の方が、40代の私の気力と体力を削っていたのです。

    もし今、あなたが週末の渋滞の中で「あと何年これを続けるんだろう…」とため息をついているなら。 その生活を変える「チケット」は、実はすでに持っているかもしれません。

    今の家の資産価値を知ること。 それが、私の場合は今の生活へ脱出するための切符でした。

    (※家がいくらで売れたかの体験談は以下の記事で詳しく書いています)

    bunkyo-sumika.com

    まずはスマホで、ご自宅がいくらになるか調べてみるだけでも、心の渋滞が少し解消するかもしれませんよ。

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  • 【収支公開】ローン月7万増でも「家計が破綻しない」カラクリ。売却益2000万をあえて頭金に入れなかった理由

    こんにちは。文京区在住の歯科技工士、文京ライフです。

    都内への住み替えを検討する際、誰もがぶつかる最大の壁。それが「お金」です。 「都内の家なんて高くて買えない」「ローンが払えなくなって破綻する」 正直、僕も最初はそう思ってビビっていました。

    しかし、実際に流山おおたかの森から文京区へ引っ越し、家計簿をつけてみると、意外な事実が見えてきました。 今回は、ローン返済額が「月7万円」も増えたのに、なぜ我が家の生活は破綻していないのか? そして、家の売却益(約2000万円)をなぜ新居の頭金に入れなかったのか? 歯科技工士らしく、緻密に計算した我が家の「都内サバイバル戦略」を公開します。

    「ローン月7万円アップ」の衝撃と、それを相殺した「4つの削減」

    まず、包み隠さずお話しします。 35年ローンを組み直したことで、毎月の住居費支払いは流山時代より「約6〜7万円」増えました。これだけ聞くと「ほら見たことか、やっぱり無理だ」と思いますよね。

    でも、結論から言うと、家計全体の収支は「トントン」、月によってはプラスになっています。 理由はシンプル。住居費以外のお金が、驚くほどかからなくなったからです。

    1. 車の維持費が消滅(-5万円/月) これは以前の記事でも書きましたが、車を手放した効果は絶大です。ローン、保険、税金、ガソリン代…ならすと月5万円の削減。これだけで、ローン増額分の7割がカバーできてしまいました。

    2. 光熱費の自然減(狭小住宅のメリット) 家が40坪から15坪になりました。部屋が狭いということは、冷暖房効率が爆上がりするということです。以前のように「全部屋エアコンフル稼働」みたいな電気代の請求は来なくなりました。

    3. 「レジャー化していた食費」の削減 ここが盲点でした。車があった頃は、週末に大型モールやコストコに行き、「せっかくだから」とカートいっぱいにまとめ買いをしていました。 都内では「手で持って帰れる分」しか買いません。冷蔵庫もサイズダウンしたので、余計な食材を買わなくなり、フードロスも減りました。結果、食費がスリム化しました。

    4. 土地の固定資産税がゼロ 我が家は「借地権」なので、土地の固定資産税がかかりません。トータルの維持費で見ると、ここもプラス材料でした。

    これらを合計すると、ローン増額分の7万円はほぼ相殺。「住む場所にお金をかけ、移動や維持にお金をかけない」という支出の組み替えが起きただけでした。

    なぜ、売却益2000万を「頭金」に入れなかったのか?

    さて、ここからが今日の本題です。 流山おおたかの森の家は、運良く高く売れました。残債を返済しても、手元には約2000万円という現金が残りました。

    通常なら、これを次の家の頭金に入れて、ローン借入額を減らしますよね? でも、僕はあえてフルローンに近い形で借り入れ、現金を温存する選択をしました。

    理由は2つあります。

    理由①:教育費と「心の安定」の確保 これから長男は私立中学、その下の子も続きます。学費の支払いは待ったなしです。 「家にお金はつぎ込んだけど、手元の現金がない」という状態は、子育て世代にとって最大のリスクだと考えました。手元にキャッシュがある。この安心感は何にも代えがたい「精神安定剤」です。

    理由②:住宅ローン金利 < 投資の利回り これが決定打です。 現在の住宅ローン変動金利は、1%弱程度。銀行に「超低金利」でお金を借りている状態です。 一方で、手元の現金を新NISAなどで「オールカントリー(全世界株式)」や「S&P500」に投資すれば、平均利回りは年4%〜7%程度期待できます。

    「1%弱の金利のために現金を使い切るより、その現金を運用して増やしたほうが合理的」

    歯の噛み合わせ調整のように細かい計算をした結果、この結論に至りました。 もちろん投資に絶対はありませんが、2000万円というバッファ(余裕資金)があることで、万が一金利が急上昇しても「その時は一括返済すればいい」という逃げ道も確保できています。

    その他の見直しと、プライスレスな「時間」

    他にも、これを機に生命保険を見直したり、スマホを大手キャリアから楽天モバイルに変えたりと、固定費の断捨離を行いました。

    そして何より、通勤時間が往復3時間から1時間になったことで、月40時間の自由時間が生まれました。 もし自分の時給を3000円だとしても、12万円分の労働価値が浮いた計算です。これは家計簿には載りませんが、40代の体にとっては最大の「利益」だと感じています。

    まとめ:漠然と怖がる前に「シミュレーション」を

    「都内は高い」 それは事実ですが、中身を分解してみると、案外「恐るるに足らず」かもしれません。

    特に、今郊外に持ち家がある方は、

    • 今の家がいくらで売れるか(資産価値)
    • 都内で削れる固定費(車など)はいくらか

    この2つを知るだけで、見える世界がガラッと変わります。

    我が家のように「住居費は上がったけど、資産は増えている」という不思議な現象が起きる可能性も十分あります。 まずは一括査定などで「自宅の値段」を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。それが、都内移住への最初の一歩になるはずです。

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  • 【売却の悩み】「近所にバレずに査定はできる?」狭いコミュニティで僕が実践した“カモフラージュ”と、その結末

    こんにちは。文京区在住の歯科技工士、文京ライフです。

    都内への住み替えを検討する際、資金計画や物件探しと同じくらい、あるいはそれ以上に僕の頭を悩ませたこと。 それは、「家を売ることを、近所に知られたくない」という心理的なハードルでした。

    特に僕が住んでいた流山おおたかの森は、子育て世代が多く、コミュニティの結びつきが非常に強い地域でした。ママ友・パパ友のネットワークは頼もしい反面、一度噂になれば広まるのも早いという側面があります。

    「あそこのお宅、売りに出すらしいよ」 「何かあったのかな?」

    まだ売却が確定していない段階で、そのような憶測を呼ばれることには、強い抵抗感がありました。 今回は、そんな僕が不動産会社にお願いして実践した「近所バレ対策」と、実際に売却活動を進めてみて分かった現実について、記録を残しておきたいと思います。

    訪問査定での「カモフラージュ」

    まず、自宅に不動産会社の担当者が来る「訪問査定」。 ここが最初の懸念点でした。スーツを着た営業マンが日中に家を出入りしたり、社名の入った車が家の前に停まっていたりすれば、見る人が見ればすぐに察しがつきます。

    そこで、担当の方には正直に「近所に知られずに進めたい」と相談し、以下の2つの対策をお願いしました。

    1. 車は自宅ではなく、近隣の駐車場へ
    営業車を自宅の駐車場に停めることを避けてもらいました。 少し手間をおかけしましたが、近くのスーパーやコインパーキングに駐車し、そこから徒歩で訪問してもらう形をとりました。これだけで、外から見た時の「業者が出入りしている感」は大きく軽減されます。

    2. 服装は「スーツ以外」で
    これも快く対応していただいたのですが、訪問時の服装をスーツではなく、あえて少しラフな私服や、作業着風の服装にしてもらいました。 これなら、万が一近所の方に見かけられても、「家の設備の点検や、リフォームの相談かな?」というふうに映ります。

    不動産会社の方によると、こうした相談は決して珍しいことではなく、慣れているとのことでした。こちらの事情を汲んで柔軟に対応してくれたことには、今でも感謝しています。

    避けられない「外観撮影」と「内見」

    査定段階までは、上記のような対策で水面下で動くことが可能です。 しかし、いざ正式に売却活動をスタートさせ、SUUMOやアットホームといったポータルサイトに情報を掲載する段階になると、どうしても避けられない壁があります。

    一つは「外観写真の撮影」、そしてもう一つは「内見」です。

    購入検討者の方が家族連れで訪れたり、仲介業者の方が案内したりする動きは、さすがに隠し通すことができません。 実際、週末に内見が重なるようになると、近所の方から「お引越しされるんですか?」と声をかけられることがありました。

    結論:案ずるより産むが易し

    では、実際にバレてしまってトラブルになったかというと、結論としては「何も起きなかった」というのが現実です。

    僕が恐れていたようなネガティブな噂が立つこともなく、むしろ「寂しくなりますね」「都内への挑戦、応援しています」といった温かい言葉をかけてもらうことの方が多かったのです。

    今振り返ってみれば、「変な噂をされたらどうしよう」という不安のほとんどは、自分自身が勝手に作り出した過剰な心配(自意識過剰)だったように思います。

    まずは「相談」から始めてみる

    もし今、当時の僕と同じように「近所の目が気になって、査定の一歩が踏み出せない」という方がいらっしゃったら。 まずは不動産会社に「近所に知られたくない」と、そのまま伝えてみてはいかがでしょうか。

    掲載を限定したり、チラシの配布を止めたりと、プロならではの配慮をしてくれます。 家を売ることは、決して後ろめたいことではありません。家族の新しいライフプランを実現するための前向きなステップです。

    周りの目を気にしすぎて動けなくなるよりも、まずは信頼できる担当者を見つけ、静かに準備を始めることが、納得のいく住み替えへの近道だと思います。

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  • 【一括査定体験談】「電話が鳴り止まない?」と不安だった僕が、家の査定をやってみて拍子抜けした話

    こんにちは。文京区在住の歯科技工士、文京ライフです。

    都内への住み替えを考え始めた頃、僕の腰が一番重かった理由。 それは、今の家のローンや引っ越しの手間ではなく、「不動産会社に査定を依頼する」という最初のハードルでした。

    「査定を申し込んだら、営業電話がすごいことになるんじゃないか?」 「まだ売ると決めてないのに、対応するのが面倒くさいな……」

    そんなふうに考えて、なかなか踏ん切りがつかなかったんです。 今回は、そんな僕がどうやって重い腰を上げたのか。そして、実際に査定に出してみて分かった「車と家の査定の違い」や「各社の対応の差」について、実体験をそのまま書きたいと思います。

    もし今、都内への憧れはあるけれど「最初の一歩が面倒」と感じているパパさんがいたら、少しだけお付き合いください。

    過去の「苦い記憶」がブレーキになっていた

    そもそも、なぜ僕がここまで「一括査定」というものに抵抗感を持っていたかというと、過去に車の売却で少し大変な思いをしたからです。

    数年前、軽い気持ちで車の一括買取サイトに登録したことがあるんですが、登録ボタンを押した直後から、本当にひっきりなしに電話が鳴り続けたんです。 仕事中だろうがお構いなしで、3〜4時間ずっと着信が続く状態。あれには正直、参ってしまいました。

    「車の査定であれなら、金額の大きい『家』ならもっと凄いことになるんじゃ……」

    そんなイメージが先行して、今の家の資産価値を知りたいのに、なかなか行動に移せずにいました。

    まずは「AI」で相場を知るだけでよかった

    そんな僕が最初に試したのは、「AI査定」でした。 住友不動産販売東急リバブルなどが提供している、ネット上で情報を入力するだけで相場が分かるツールです。

    「これなら誰とも話さなくていいし」と、軽い気持ちで入力してみたのですが、結果を見て目が覚めました。

    購入時:4000万円 AI査定額:5000万〜6000万円

    「え、そんなに?」 というのが正直な感想でした。

    もちろん、これはあくまで目安です。でも、「もしかしたら、プラスで売れるかもしれない」という具体的な数字が見えたことで、漠然とした不安が「楽しみ」に変わった感覚がありました。 これだけで、かなり気持ちが楽になったのを覚えています。

    まずは誰とも話さずに、AIで大まかな相場を知るだけでも選択肢が広がります。

    いざ、一括査定へ。「5社だけ」と決めて対応

    AI査定で「いけるかも」と思えたので、次は意を決して、ちゃんと人間が対応してくれる一括査定サイトに登録しました。

    一番心配だった「電話」ですが、結論から言うと、車のような無差別な電話攻撃はありませんでした。 もちろん、登録直後はいくつかの会社から連絡が来ます。でも、僕はあらかじめ自分の中でルールを決めていました。

    「早く連絡をくれた、熱意のある5社くらいとだけ話そう」

    全部に対応しようとするから大変なんです。 「連絡調整も大変だし、多くても5社」と決めて、それ以外の着信は無理に出ない。これくらいのスタンスで十分でした。 不動産会社の方も、車と違って「今すぐ決めて!」という感じではなく、落ち着いたトーンの方が多かったです。

    実際に会ってみて分かった「各社のスタンスの違い」

    その後、実際に家に来てもらう「訪問査定」を3社にお願いしました。 実際に会って話してみると、会社によってスタンスが全く違うことが分かりました。これはネットだけでは分からない発見でした。

    1. 茨城県にある不動産会社
    最初に来てくれたのは、30歳前後の若い男性担当者。非常に紳士的でした。 「弊社にお任せいただければ、プロのカメラマン撮影とハウスクリーニングを無料で行います!」 と、非常に熱心な提案をしてくれました。売却に向けた具体的なイメージが湧き、とても好感を持ちました。

    2. ハウスメーカー「ポラス」(我が家を建てた会社)
    一番信頼していたのが、この家を建ててくれたポラスです。 「家のことを一番分かってくれているはず」と期待していたのですが、査定結果は意外とドライなものでした。

    「建物価値は下がっているので、土地と合わせて2500万円程度ですね」

    淡々と数字を提示されるだけで、特にこれといった提案もありませんでした。 もちろん、それがプロとしてのシビアな目線なのかもしれません。でも、「信頼していただけに、もう少し親身な提案が欲しかったな」というのが本音です。 「建てた会社だからといって、必ずしも高く評価してくれるわけではない」という現実は、査定に出してみないと分からないことでした。

    3. 住友不動産販売
    最終的にお願いすることになったのは、こちらです。 決め手になったのは、査定額(6000万円前後)もそうですが、担当者さんとの「相性」でした。

    同年代の子育て中のパパさんで、話しやすく、何よりプロセスがしっかりしている。 「この人なら、安心してお任せできそうだな」と感じました。

    結論:家の査定は「資産の健康診断」

    こうして振り返ってみると、僕が怖がっていた「一括査定」は、そこまで身構えるものではありませんでした。

    不動産の営業担当者さんは、宅建やFP(ファイナンシャルプランナー)の資格を持っている方も多く、単なる営業というよりは「ライフプランの相談相手」に近い感覚です。

    僕は歯科技工士をしているのですが、これって「歯の定期検診」と同じだなと思いました。 痛くなってから(売り急ぐ状況になってから)慌てて行くと選択肢が限られますが、なんともない時に診ておけば、 「まだ大丈夫」 「早めに治療(売却)したほうがいい」 と、余裕を持って判断できます。

    まずは、自分の家の「今の価値」を知っておくこと。 それだけで、将来の不安が少し軽くなり、毎日の通勤電車の景色も変わって見えるかもしれません。

    もし迷っている方がいたら、「売るかどうかは別として、とりあえず値段だけ見てみるか」くらいの軽い気持ちで試してみることをおすすめします。交流の機会として、意外と面白い発見があるはずです。

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  • 【文京区vs流山】「都内は危ない」は嘘?子供の塾帰りで気づいた“本当の治安”の話

    こんにちは。文京区在住の歯科技工士、文京ライフです。

    今回のテーマは、ズバリ「治安」です。

    みなさん、都内(特に23区)に対してどんなイメージをお持ちですか? 「人が多くてゴミゴミしている」「なんだか物騒で怖そう」……。

    流山に住んでいた頃の僕も、本気でそう思っていました。「子供を育てるなら、緑があふれる郊外一択でしょ!」と。

    でも、実際に文京区に住んでみて、その価値観はガラリと変わりました。 今回は、子供が塾に通い始めて気づいた「郊外の静けさ」と「都心の賑やかさ」、どっちが親にとって本当の安心か? という話を、実体験ベースでお話しします。

    流山時代、夜8時の駅前と住宅街のギャップ

    まずは、流山おおたかの森に住んでいた頃の話です。 おおたかの森駅前は、ショッピングモールがあって夜遅くまで明るく、とても洗練されています。

    しかし、駅から歩いて10分も離れると、景色は一変します。 開発中のエリアや雑木林、川などが近くにあるため、街灯の間隔が広くて、夜道は本当に真っ暗になるんです。人通りもまばらで、大人の男である僕でも「普通に怖いな」と感じる瞬間がありました。

    だからこそ、子供の塾や習い事の帰りは「車でのお迎え」が絶対ルール。 夜8時、9時頃になると、駅前のロータリーにはお迎えの車がズラッと並ぶのが日常風景でした。

    もちろん、流山は新しい街なので、パチンコ店や風俗店といった「歓楽街的な治安の悪さ」はありません。とてもクリーンです。 ただ、「誰もいない暗い道を歩かせる物理的な不安」からは、どうしても逃れられなかったんです。

    文京区に来て驚いた「夜21時の小学生たち」

    一方、文京区に引っ越してきて最初に受けたカルチャーショック。 それは、夜の遅い時間でも、塾帰りの小学生たちが普通に談笑しながら歩いていることでした。

    なぜこんなに違うのか? 実際に住んでみて感じたのは、「人の目」の圧倒的な多さです。

    文京区は住宅が密集していて、小さなコンビニやお店が街中に点在しています。 夜でもサラリーマンや学生がたくさん歩いていて、「誰もいなくなる死角」があまりないんです。

    「明るい」し「誰かが近くにいる」。 この安心感が、これほどまでに親の心理的負担を軽くしてくれるとは思いませんでした。

    数字で見る文京区の安全性(パチンコ屋がない!?)

    ここで少し、客観的なデータで文京区の治安を見てみましょう。

    文京区の最大の特徴は、多くのエリアが「文教地区」に指定されていることです。 これにより、パチンコ店や風俗店の出店が厳しく規制されています。

    実際、区内の犯罪発生件数や、治安に関わるデータを見てみると文京区は23区トップで治安が良いのです。

    1位:文京区 0.375%
    2位:杉並区 0.386%
    3位:練馬区 0.387%
    4位:世田谷区 0.392%
    5位:目黒区 0.467%
    6位:板橋区 0.468%
    7位:品川区 0.488%
    8位:大田区 0.494%
    9位:葛飾区 0.514%
    10位:江戸川区 0.522%

    【最新版】東京23区の治安ランキング!犯罪発生率が低い安全な区は? | manabu不動産投資

    繁華街特有の客引きや、酔っ払って騒いでいる人をほとんど見かけないのは、こうした背景があるからなんですね。

    警察官と地域コミュニティに見守られる街

    もう一つ驚いたのが、警察官(お巡りさん)の多さです。 文京区には要人の邸宅や歴史的な施設が多いためか、パトロールの頻度が非常に高いと感じます。

    朝の通勤・通学時間帯には、大きな交差点で警察官が立って見守りをしてくれていますし、地域ボランティアの方々が旗振りをしてくれています。

    また、住んでみて気づいたのが「コミュニティの濃さ」です。 文京区は神社やお寺が多く、お祭りやイベントが非常に活発です。神輿を担ぐイベントなどでは、小さい子供から高齢者までが交流しています。

    「顔が見える関係」が街全体にある。 この「地域の目」こそが、最強の防犯システムなのかもしれません。

    結論:「治安」は家賃に含まれる“見えない資産”

    文京区の家賃や物件価格は、確かに高いです。 でも、それは単に「都心へのアクセスが良いから」だけではありません。

    • 子供が一人で安心して歩ける環境
    • 親が毎日の送迎ストレスから解放される時間
    • パチンコ店などがなく、教育に適した住環境

    これら「安全と安心」を買っていると思えば、そのコストにも納得がいきました。 今の家を売って住み替えを検討しているパパさん。家賃やローンの中には「家族の安全を守る警備費」も含まれていると考えると、少し見方が変わりませんか?

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  • 【実体験】「家は一生モノ」の呪縛から解放された日。僕が文京区への住み替えを決めた「資産価値」という名のチケット

    こんにちは。文京区在住の歯科技工士、文京ライフです。

    今回は、僕たちのような子育て世代のパパがつい抱えてしまいがちな「35年ローンのプレッシャー」と、そこから僕がどうやって抜け出したかについて、少し昔話を交えて書いてみようと思います。

    もし今、毎朝の通勤電車で「この生活、あと何年続くんだろう…」とため息をついている方がいたら、ぜひ読んでみてください。 少しだけ、気持ちが楽になるかもしれません。

    35年ローン=一生ここに住む、という思い込み

    僕が千葉県の流山おおたかの森に家を買ったのは2009年のことでした。 当時、35年ローンを組んで契約書にハンコを押したとき、漠然とこう思ったのを覚えています。

    「ああ、僕はこの家で一生を過ごして、ここで死んでいくんだな」

    そう覚悟を決めるのと同時に、目に見えない重い鎖に繋がれたような、そんな感覚もありました。

    もちろん、子供が小さいうちは、それが「正解」でした。 広い庭があって、週末は近くの大きな公園でのんびり過ごす。おおたかの森での生活は、子育てには本当に素晴らしい環境だったと思います。

    変わっていく生活と、終わらない満員電車

    でも、子供が成長するにつれて、少しずつズレを感じるようになってきました。 子供たちはもう庭や公園で走り回ることも減り、家での勉強やゲーム、友達との時間が中心になります。

    そして何より、僕自身を苦しめたのが都内への通勤でした。 つくばエクスプレス(TX)の利便性が知れ渡り人口が増えるにつれ、通勤ラッシュは年々過酷に。 「身動きひとつ取れない満員電車での往復を、定年まであと20年も続けるのか?」 そう考えた時、正直なところ、心が折れそうになりました。bunkyo-sumika.com

     

    家も「洋服」と同じでいい。「ヤドカリ戦略」との出会い

    そんなモヤモヤしていた時、ふとネットで「ヤドカリ戦略」という考え方に出会いました。 これが僕にとっては目から鱗でした。

    「子供の成長に合わせて洋服は買い替えるのに、なぜ家は買い替えないのか?」

    言われてみればその通りです。

    • 子供が小さい時:自然豊かで広い郊外
    • 中高生・受験期:通学と親の通勤時間を短縮する都心
    • 子供の独立後:夫婦でのんびり暮らす場所へ

    家は一生背負う十字架ではなく、その時々の家族を守るための「シェルター」であり、使いこなすべき「道具」でよかったんです。

    衝撃だった査定結果。家は「負債」じゃなかった

    「でも、ローンが残ってるし…」 そう思いますよね。僕も家は「負債」だと思い込んでいました。

    転機になったのは、試しにやってみた自宅の査定です。 本当に驚いたんですが、2009年に4000万円で買った我が家が、10数年住んだ後に5500万円で売れるという結果が出たんです。

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    住んで、使い倒した家が、買った時より高く売れる。 その事実を知った瞬間、考えがガラッと変わりました。

    「あ、この家は借金じゃなくて、次のステージ(都内)に行くための『チケット』だったんだ」

    売却益が出れば、それを元手に都内への引越し費用や頭金に充てられます。 「いざとなれば売ればいい」 そう思えた瞬間、精神的な余裕が生まれました。「通勤が限界なら、家を売ってリセットできる」という選択肢(逃げ道)ができたことは、メンタル面で本当に大きな救いになりました。

    まずは「自分の現在地」を知ることから

    今、郊外の持ち家に住んでいて、通勤や子供の進学環境に悩んでいるパパさん。 「一度買ったら一生住まなきゃいけない」という思い込み、一度横に置いてみませんか?

    いきなり売りに出す必要なんてありません。 ただ、「今の家がいくらになるか」を知るだけでも、人生の選択肢はグッと広がりますし、何より心の重荷が軽くなります。

    僕もそうやって一歩踏み出し、今は文京区で、通勤ストレスから解放された生活を送っています。 皆さんも、まずはシミュレーションだけでもしてみてはいかがでしょうか。

     

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